松本潤、なにわ男子・道枝駿佑との年齢差を「倍…もうおじさん」と実感！香川照之は「3倍」と大笑い

松本潤主演のテレビドラマの劇場版『99.9-刑事専門弁護士- THE MOVIE』(12月30日公開)の完成披露試写会が12月22日にイイノホールで開催され、松本をはじめ、香川照之、杉咲花、片桐仁、馬場園梓、西島秀俊、道枝駿佑(なにわ男子)、蒔田彩珠、木村ひさし監督が登壇。松本が「もうおじさん」と自虐コメントで周囲を笑わせた。

本作は、個性豊かな弁護士たちが99.9%逆転不可能な刑事事件に挑んでいくリーガル・エンタテインメント。劇場版では、松本演じる型破りな弁護士の深山大翔と香川演じる敏腕弁護士、佐田篤弘の名コンビに加え、新たに杉咲扮する新米弁護士の河野穂乃果も加わり、最後の0.1%まで諦めず、事実を追求していく。

観客を前にした松本は、「2016年からテレビドラマとして始まった作品が、5年かけて映画として作れたことをうれしく思っています」と挨拶。「いよいよだなと思います」と自身も公開を待ちわびていた様子で、「昨年末で嵐の活動を一時休止して、ちょっとゆっくりして。リスタートの1発目としてこの作品をやれたことはすごくうれしく、ありがたい」と喜びをかみ締めた。

杉咲と西島、道枝、蒔田は今回『99.9』に初参戦した。杉咲は「もともと、いち視聴者として大好きだったこの作品に参加させていただけることがとてもうれしい。どんな思いで自分のキャラクターを皆さんに見ていただけるのかという緊張感もある」と告白。西島は「木村組はこれまでも何本かやらせていただいていますが、『99.9』はそのなかでも異質。俳優の皆さんがアドリブをどんどん出して、よりおもしろくなるようにしている。ダイナミックな現場で刺激的で楽しい経験でした」と充実感を語った。

すると松本は「『99.9』って真面目なところはもちろん真面目だけれど、笑いに包まれている作品でもある。それを映画らしい仕上がりにしていただいたのは、西島さんのおかげ。さすがです」と西島に感謝しきり。香川も「本当にそうですね」とうなずき、「私たちがじゃれているのを、西島さんがビシッと本筋に戻してくれる」としみじみ。「やはり大変でしたか？」と尋ねると、西島は「大変でした」と茶目っ気たっぷりに答え、周囲を笑わせていた。「デビュー前に撮らせていただいた映画が、デビュー後に公開される。ありがたいこと」と語ったのが道枝で、「キャスト、スタッフの皆さんが、こだわりにこだわり抜いている作品。撮影を間近で見られてありがたかったです」と学ぶことも多かった様子。松本は「今日も長いなー！」と長身の道枝を見て、楽しそうに語っていた。

また「どのようにこの映画が広まってほしいか？」と聞かれた香川が、「『99.9』といえばオヤジギャグ。オヤジギャグの輪を広めていただきたい」と答える場面も。「意外とおじさんばかりですからね。あなたももうおじさんだよ。自分でも『おじさんはもうもたない』って言っているでしょ」と松本に語りかけると、松本は「おじさんだと思います。道枝くんみたいな人が横にいたらもう…」と苦笑いを見せた。道枝は「そんなことないです」と否定していたが、松本は「(年齢が)倍だぜ？ヤバいでしょ」と自虐的に話し、香川が「ちょっと待って、3倍したら俺だよ。もうおじいちゃん」と続いて2人で大笑い。松本は「三世代で楽しめます」とうまくまとめ、「この映画を通して、家族や友だち、自分の大切な人の輪が広がっていったらうれしいです」と願っていた。

取材・文/成田おり枝