コロナ感染のメアリー皇太子妃、ザラの装いとデンマーク語でクリスマスのスピーチ
現地時間の12月15日に、新型コロナウイルスに感染したことが明らかになったデンマークのメアリー皇太子妃が、12月21日に、自身の写真と共にクリスマスのメッセージを投稿。順調に回復に向かっているようだ。
2020年12月、長男クリスチャン王子も新型コロナウイルスに感染し、家族と共に隔離生活を送っていることを明らかにしていたが、今回デンマーク王室が出した声明では、メアリー皇太子妃がコロナに感染したことや、夫のフレデリック皇太子や子どもたちなど、ほかの家族には感染の兆候が見られないこと。またガイドラインに従って、安全が確認されるまでは邸宅のアマリエンボー宮殿で隔離生活を行っていることを明らかにしていたが、病状などの詳細は明らかにしていなかった。
しかし、自身がパトロンを務める財団「The Mary Foundation」を通じて、基本的な人権を与えられていない少女たちをサポートするために寄付したことを明らかにしたメアリー皇太子妃。財団のウェブサイトに登場し、ハイライトを入れたヘアスタイルにソフィ・ビレ・ブラーエのダイヤが施されたフープイヤリング、ザラのバーガンディのタートルネックに黒いパンツという装いの元気そうな2枚の写真を投稿した。コロナ禍で再び厳しい制限を強いられ、思うようなクリスマスを過ごすことができない人々に対し、デンマーク語で「お互いに寄り添い助け合い、新たな希望を見つけていきましょう。皆さんがすてきなクリスマスを送れますように」と、メッセージを送った。
昨今ではレティシア王妃やキャサリン妃らロイヤルメンバーが、公式のイベントや写真などでもザラやH&Mなどのプチプラな装いを披露しているが、メアリー皇太子妃が選んだのもザラ。現地時間12月9日の公務ではグリーンのタートルネックだったが、今回はバーガンディとクリスマスを意識した装い。「財団のPRだし、内容的にもミニマルなクリスマスらしい装いには好感が持てる」「9日の公務では入れていなかったハイライトカラーがオシャレ」「コロナが重症化していなくてよかった」といった声が寄せられている。一方で、キャサリン妃と似たファッションで評判のメアリー皇太子妃だが、「非難されたくない気持ちもわかるけど、ロイヤルにはこういう時こそ華やかでいてほしい」「スペシャル感がなくて残念」といった声も。
しかし最も注目されたのは、メアリー皇太子妃がデンマーク語でスピーチをしていることだ。南アフリカ出身のモナコ公国のシャルレーヌ公妃は、2011年に結婚して10年、モナコ語やフランス語ではなくほぼ英語しか話さないことが、一部の国民からは受け入れられない理由だとも報じられたが、メアリー皇太子妃もオーストラリア出身であり、母国語は英語だ。
しかし、2000年に開催されたシドニーオリンピックを訪れていたフレデリック皇太子と2004年に結婚し、デンマーク語を猛勉強。今回もデンマーク語でスピーチしていることについて、「難しい発音もあるし、英語なまりがあるものの、デンマーク語で話す努力はすばらしい」「バイリンガルのメアリー皇太子妃を誇りに思う」といったコメントも寄せられており、言語は重要な要素になっているようだ。
文/JUNKO