森七菜＆出口夏希がW主演！是枝裕和監督初のNetflix作品「舞妓さんちのまかないさん」配信へ

是枝裕和監督が初めて手がけるNetflixシリーズ「舞妓さんちのまかないさん」が2022年に配信されることが決定。あわせて同作のティザービジュアルと原作者、是枝監督、キャスト陣からのコメントも到着した。

原作は2016年より「週刊少年サンデー」にて連載中の小山愛子の同名コミック。京都の花街を舞台に、舞妓さん達が共同生活を営む屋形(やかた)の「まかないさん(＝ごはんを作る仕事)」となった主人公キヨが、青森から一緒にやってきた親友であり舞妓すみれとともに花街で暮らしていく日常を、華やかな芸舞妓の世界と美味しいごはんを通して綴る物語だ。同作は第65回小学館漫画賞少年向け部門を受賞し、累計発行部数は200万部を超えるベストセラーで、2021年10月よりアニメ放送もスタートした。人気の原作を全9話のNetflixシリーズとしてドラマ化が実現。総合演出、監督、脚本を是枝監督が務める。企画は川村元気、各エピソードの演出を津野愛、奥山大史、佐藤快磨ら、次世代を担う注目監督が担当する。

屋形のまかないさんとなるキヨ役には、森七菜。キヨと一緒に青森からやってきて、舞妓として“百年にひとりの逸材”と将来を期待されるすみれを、出口夏希が演じる。森と出口はW主演となる。さらに屋形の女将さんの高校生の娘の涼子役は蒔田彩珠、屋形の先代の女将さんで、今も屋形の要となる千代役には松坂慶子、人気No1の芸妓である百子役を橋本愛、さらに百子の元同期で出戻りの芸妓の吉乃役を松岡茉優、涼子の母で屋形の女将さんの梓を常盤貴子が演じる。

是枝監督は「これは決して時代に取り残された過去の人々の物語ではなく、もしかするとコロナ以降の私たちが模索するべき新しい生き方のヒントになるかも知れないと、胸を躍らせながら、制作に取り組みました」と振り返り、キヨ役の森は「どこを切り取っても煌めく空間は、本物の時間をお届けできると思います」と自信をのぞかせる。すみれ役の出口も「人との繋がりや、舞妓さんを支える人達の優しい作品になっていますのでぜひ見ていただきたいです！」とコメントを寄せている。あわせて公開となったティザービジュアルは、瀧本幹也がカメラマンを、デザイナーを大島依提亜が務め、本作の世界を表現している。

制作風景を見学したという原作者の小山も「いち視聴者として、この世界にどっぷり浸かれる幸せを噛み締めようと思います。とても楽しみです」と語る本作。是枝監督率いるチームの映像表現に期待したい。