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ドゥニ・ヴィルヌーヴ最新作を、樋口真嗣監督、前田真宏監督、押井守監督が大絶賛!

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ドゥニ・ヴィルヌーヴ最新作を、樋口真嗣監督、前田真宏監督、押井守監督が大絶賛!

第89回アカデミー賞で8部門にノミネートされたSF映画『メッセージ』(5月19日公開)で、ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督が来日し、4月14日に都内で開催されたスペシャル会見に登壇した。スペシャルゲストとして、『シン・ゴジラ』(16)の樋口真嗣監督と、『アニマトリックス』(03)の前田真宏監督を迎え、熱いトークを繰り広げた。

最初にヴィルヌーヴ監督の表現する世界観に惚れ込んだという樋口監督たちと、『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊』(95)、『イノセンス』(04)の押井守監督ら3人の絶賛コメントが収録されたスペシャル“メッセージ”動画が上映された。

ドゥニ監督はその動画を観て「とても深く感動しました。3人が映像作家であることに加え、映画で国境や文化を超えて何かを伝えられることをわかってくださっている。とても素敵なお言葉をありがとうございます」と感激した。

樋口監督は「1人でも多くの人に観てほしいし、理解してほしい映画。しかも、ものすごいタイミングで来日された」と感心すると、前田監督も「むしろ去年よりも今の方がね」とうなずく。樋口監督は「戦争が起きようとしているこの時代にぜひ観てもらいたい」と繰り返した。

さらに前田監督が「ミニマルなデザインに感心しました」と言うと、ドゥニ監督は「実は僕とチームは日本のデザインに影響を受けています。シンプルなデザイン、日本の筆や禅的なものからインスピレーションを受けました」と恐縮する。前田監督は「ああ、僕らはヘプタポッド(エイリアン)側だなと」と喜んだ。

『メッセージ』は、『ブレードランナー』(82)の続編『ブレードランナー 2049』(10月27日公開)のメガホンをとることでも話題のヴィルヌーヴ監督の最新作。ある日、突然地球上に降り立った巨大な球体型宇宙船の知的生命体と、言語学者のルイーズ(エイミー・アダムス)がコンタクトを取っていく。【取材・文/山崎伸子】

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