アンドリュー・ガーフィールド、『スパイダーマン』最新作を共に鑑賞した相手とは?『アメスパ』再始動にも意欲!
現在アメリカをはじめ世界中でメガヒットを記録している『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』(公開中)。トム・ホランドが主人公のピーター・パーカー/スパイダーマンを演じるMCU版「スパイダーマン」の最終章となる本作だが、「アメイジング・スパイダーマン」シリーズで同役を演じたアンドリュー・ガーフィールドがある驚きの人物と共に、お忍びで映画館を訪れていたことが明らかになった。
※本記事は、『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』のストーリーの核心に触れる記述を含みます。未見の方はご注意ください。
トビー・マグワイアとガーフィールド、両者が主演を務めたふたつの「スパイダーマン」シリーズの悪役が、マルチバースの出現によってMCUの世界線に登場することで公開前から大きな話題を集めていた本作。アメリカから数週間遅れで公開された日本でも、ネタバレを回避するためにいち早く作品を観ようとするファンが劇場に殺到し、初日から4日間で観客動員数100万人を突破。興行収入16億円を突破する熱狂ぶりを見せている。
「Variety」の報道によれば、そのお相手とはなんと、サム・ライミ監督が手掛けた3部作で同役を演じたマグワイア。昨年12月に行われたワールドプレミアには、“とある事情”によって参加できなかったマグワイアとガーフィールド。そのため2人は北米公開初日の夜に映画館に足を運び、一緒に作品を鑑賞したのだという。「Entertainment Tonight」に対してガーフィールドは、「僕とトビーは一緒に初日の上映にこっそりと出向き、野球帽とマスクを付けたままで観ていました。誰も僕らがその場にいることには気付いていなかった。トビーと一緒にこの映画を分かち合えたことは、本当に美しい出来事です」と夢心地で語っていた。
Netflix映画『tick,tick…BOOM!:チック、チック…ブーン!』(配信中)で多くの映画賞を受賞するなど評価を集め、俳優としての円熟期を迎えているガーフィールドにとって、「アメイジング・スパイダーマン」はキャリアの大きな転機となった重要なシリーズ。当初はさらなる続編が企画されていたものの、2作目の興行的失敗によって打ち切りとなり、その後「スパイダーマン」はホランドに交代しMCU入りを果たした。
「もう二度とピーター・パーカーを演じることはないと思ったし、むしろ再びただのファンになれることに喜びも感じていました」と、ガーフィールドは「Variety」のインタビューで当時の心境を振り返る。「けれどエイミー・パスカルやケヴィン・ファイギ、ジョン・ワッツから最新作の構想を聞かされた時に、なんて楽しくて興味深いものだと感じました。同じ画面に3人のスパイダーマンがいる、それだけで充分すぎるぐらいです」。
ガーフィールドはさらに、劇中でマグワイアとホランド演じる2人のピーターに語りかける「I Love You」のセリフは、自身の率直な想いを述べたアドリブであったことも明かす。そして多くのファンが長年熱望してきたピーター・パーカー役へのカムバック、つまり「アメイジング・スパイダーマン」の3作目への意欲を訊かれると、迷わずに「もちろんです!」と答えていた。
文/久保田 和馬