南沙良が心に傷を抱える女子高生に扮する『この子は邪悪』公開決定!共演は大西流星、桜井ユキ、玉木宏
南沙良が主演を務める『この子は邪悪』が当年に公開されることが決定。同作より、南ほか大西流星(なにわ男子)、桜井ユキ、玉木宏らキャスト情報とキャラクター写真が到着した。
『嘘を愛する女』(18)や『哀愁しんでれら』(21)ほか、良質なオリジナル作品を輩出してきた企画コンテスト「TSUTAYA CREATORS' PROGRAM FILM 2017」の準グランプリ作品の映画化となる本作。暗い過去を持つ主人公の窪花を南が演じ、単独では初の映画出演となる大西、「真犯人フラグ」の怪演が話題となっている桜井、『HOKUSAI』(20)の玉木が共演する。脚本家として『町田くんの世界』(19)、『ノイズ』(1月28日公開)に携わる片岡翔が監督と脚本を務める。
かつて一家で交通事故に遭い、父である心理療法室院長の司朗は足に後遺症が残り、母の繭子は5年間の植物状態、妹は顔に重度の火傷を負い、花もまた心に深い傷を抱えていた。花は母の心神喪失の原因を探る高校生の四井純と次第に心を通わせていくが、ある日突然、司朗が目を覚ましたという繭子を家に連れて帰ってくる。そして一家は久しぶりの家族団らんを喜ぶが、花は繭子に漂う違和感に気づく。
南は「過去に辛い経験があり暗いものを抱えている難しい役で、初めて挑戦するテイストの作品で少し緊張していましたが、監督とお話を重ねながら丁寧にお芝居をさせていただきました」とコメント。そして四井役の大西が「普段感じることのない感情になり、演じるのは難しかったですが、監督と話しあいながら純くんの人柄や作品の世界観を作り上げることができ、自分にとって勉強となる時間でした」と撮影を振り返ったほか、繭子役の桜井は「『〜だろう』をたくさん裏切られていく映画です。様々な愛の形を皆さまに観て頂きたいと思います」、司朗役の玉木は「人が当たり前に抱いている家族を想う事、人を想う感情をグルッと回ってもう一度考えさせられる様な不思議な魅力のある映画だと思います」とそれぞれに作品の魅力を語っている。
また片岡監督は南の演技を「僕が求めていることを少ない言葉で理解して、一発で的を射抜いてくる。その感覚の鋭さ、天才性に驚きました」と大絶賛しつつ、「先の読めない展開を練りに練り、想像できないエンディングを用意しています。観て損はさせません」と高い意欲をのぞかせた。
母は本当に自分の知る母なのか?花が巻き込まれることになる怖ろしい出来事とは?詳細は続報に期待しよう。