ハリウッド版『ゴジラ』が実写ドラマ化!“モンスター・ヴァース”最新作がついに始動
『GODZILLA ゴジラ』(14)、『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』(19)とつづいたハリウッド版「ゴジラ」シリーズと『キングコング:髑髏島の巨神』(17)、両者がクロスオーバーした『ゴジラvsコング』(21)と展開してきた「モンスター・ヴァース」。その最新作が、レジェンダリー・ピクチャーズとApple TV+提携のもと実写ドラマシリーズとして製作されることが発表された。「Deadline」など全米の複数メディアが報じている。
シリーズ4作で全世界興行収入19億4600万ドルを記録している「モンスター・ヴァース」。『ゴジラvsコング』は新型コロナウイルスの感染拡大によって約1年の公開延期に見舞われ、公開直前には配給のワーナー・ブラザースが2021年公開作すべてをHBO Maxで劇場と同時配信を行うと発表したことをめぐり、レジェンダリーとの間で紛糾。結果的に同作は初週末で興収3000万ドルを超え、コロナ禍以降のオープニング記録(当時)を樹立し、公開から2か月半で興収1億ドルの大台に到達。HBO Maxでも配信開始当時、サービス開始以来最高の視聴者数を叩きだしたことが報じられていた。
今回の実写ドラマシリーズのタイトルや、詳しいストーリーやキャスト、配信時期についてはまだ明らからにされていない。Appleやレジェンダリーの説明によれば、『GODZILLA ゴジラ』で描かれたサンフランシスコでのゴジラとタイタンたちの戦いの後、モンスターが実在するという衝撃的な現実に直面した世界が舞台となるとのことで、ある家族が埋もれた秘密と研究・調査を行なう機関モナークへとつながる遺物を探求していく姿が描かれていくようだ。
制作はレジェンダリー・テレビジョンが務め、共同クリエイターを務める「アウトキャスト」のクリス・ブラックと「ホークアイ」のマット・フランクション、セーフハウス・ピクチャーズと東宝が製作総指揮を担当。『ゴジラvsコング』の公開後には多くのファンからシリーズの継続が熱望された「モンスター・ヴァース」。実写ドラマシリーズとして今度はどんな対決が見られるのか。続報を楽しみに待ちたい!
文/久保田 和馬