中学入学の芦田愛菜、会場の祝福に「ありがとうございます」と笑顔!池上彰は“聞く力”を絶賛

映画ニュース

中学入学の芦田愛菜、会場の祝福に「ありがとうございます」と笑顔!池上彰は“聞く力”を絶賛

メキシコ湾原油流出事故を映画化した『バーニング・オーシャン』(4月21日公開)の公開直前イベントが4月18日にTOHOシネマズ新宿で開催され、池上彰と芦田愛菜が登壇。池上が「ついつい乗っちゃう。素晴らしい聞き手」と芦田の学ぶ姿勢を絶賛した。

本作は、2010年4月、メキシコ湾で作業中だったBP社の石油掘削施設ディープウォーター・ホライゾンで起こった実際の大事故を映画化したスペクタクルドラマ。今月、中学校に入学した芦田。会場からは「おめでとう!」との声がかかり、芦田も「ありがとうございます」とうれしそうな笑顔を見せた。

すでに映画を観た池上は「大きな災害はどう起こるのかが、身につまされてわかる映画」、芦田も「おかしいと思った時に行動していれば、何か変わったんじゃないかなと思いながら観ていました。安全というのは、たぶん大丈夫じゃなくて、絶対大丈夫じゃなきゃダメなんだなと思いました」と受け取るものも多かった様子だ。

ステージでは、史上最大級の“人災”とも言われる本事故を池上が徹底解説する特別講座を開講。生徒役となった芦田だが、池上が「シェール革命って知ってますか?」と聞くと、「聞いたことあります。頁岩とか」と“頁岩”というキーワードを繰り出すと、池上は「おお!さすが!すごい!」と感心しきり。終始「なるほど」「知らなかったことばかり」と目を輝かせながら話に聞き入る芦田に、池上も熱心に石油に関する歴史について解説していた。

また、芦田が「なぜ、世界最大級の人災と言われるんですか?」と鋭い質問を投げかける一幕も。池上は「何百人も死ぬような大災害は他にもあるけれど、これは海底から噴き出した大量の石油を止めることができなかった。当然、海に住んでいる生き物も大変なことになった」と回答。漁業で生計を立てている人、自然破壊などあらゆる被害につながったことを明かすと、芦田は「そういうことも含めて世界最大級なんですね」と大きくうなずいていた。

解説が終わると、芦田は「映画を観て疑問に思っていたことが、どんどんわかっていった。より深くわかったので、もう一度映画を観直したい」と好奇心もいっぱい。池上は「うなずくだけじゃなく、“もっと知りたい光線”を出してくる。こういういい生徒さんがいると、ついつい乗っちゃう。素晴らしい聞き手」と絶賛していた。【取材・文/成田おり枝】

関連作品