篠原涼子主演『ウェディング・ハイ』の舞台裏を公開!現場レポートに見る、オールスター集結の“お祭りムード”
そして昨年4月。無事にクランクアップを迎え、キャスト陣からは満面の笑みがこぼれる。新郎の彰人役を演じた中村は「脚本の段階からおもしろかったですし、極力余計なことはしないようにと思って参加しました。気楽にやらせてもらって楽しかったです」と語り、新婦の遥役の関水も「現場でも笑いが絶えなくて本当に楽しかったです。監督がパッと思いつくことが本当におもしろくて、自然にみんなが笑顔になれる演出だったので、私も映画を観るのが楽しみです」と感慨深げに振り返った。
新婦の元カレ・裕也役でこれまでにないほど振り切った演技に挑戦した岩田も「本当に楽しくてあっという間でしたね。なにより現場が楽しかったです。笑いが絶えなかったですし、そんな現場の空気感が作品のエナジーになっていると思います」と語り、完成した映画に負けず劣らず楽しい現場であったことがうかがえる。
そんななか、プランナーとして“受けの芝居”に徹した篠原もクランクアップ。「本当に楽しくやらせていただきました。やっと役を掴んできたぞ!と思った時に終わってしまうので、本当に寂しいです」と名残惜しそうな表情を浮かべた。さらに「この作品は心が温まって、楽しくって、笑いがあって、涙があって。ありがちな言葉かもしれませんが、本当にそう思います。そしてキャストの皆様のすばらしい演技で、笑ってしまうくらいにおもしろいシーンがたくさんあるので、是非期待していただきたいです」と自信をのぞかせるコメントも。
“おもしろいことが正義”とのモットーを掲げ、俳優たちの魅力的なパフォーマンスを活写する大九監督の演出と、バカリズムが手掛けたユーモア溢れる笑いと個性豊かな登場人物たちのキャラクター性。そしてそれを全力かつ楽しく体現するキャスト陣の思い切りの良い演技。是非とも劇場で、満ちあふれるハッピーな空気を全身で感じてほしい。
文/久保田 和馬