“顔面力”No.1は誰!?あの親父スターたちがまだまだアツい!
「まだ若いモンにはスターの座は譲らない!」とばかりに、ハリウッドの第一線で活躍中のベテラン俳優たち。ここでは自慢の“顔面力”を炸裂させている、90年代を代表するスターたちの活躍ぶりをピックアップ!
メルギブが荒野でぶち切れる!
まず紹介するのは、『ハクソー・リッジ』(6月24日公開)がアカデミー賞で監督賞にノミネートされ、完全復活をとげたメル・ギブソン主演の『ブラッド・ファーザー』(6月3日公開)。メルギブが演じるのは、アルコール中毒のリハビリをしながらトレイラーハウスで細々と暮らす元犯罪者の男。ギャングとトラブルを起こした一人娘を救うため、己のアウトローとしてのスキルを駆使し警察や殺し屋を迎え撃つ、泣く子も黙るアウトロー親父だ。
荒野で見せるバイクアクションやガンアクションは、『マッドマックス』(79)を彷彿とさせるアツさ。顔に刻まれた深いシワと苦み走った表情で、成功と破滅の両方を味わい尽くした漢の哀愁を漂わせたと思えば、感情を爆発させ咆哮を上げたりと、メルギブの様々な表情が楽しめるのもお得!?
ニコケイがお得意の困り顔を連発!
人間ドラマから大作アクション、近年はアメコミ映画にも出演するベテラン俳優ニコラス・ケイジの主演最新作は『タクシードライバー』(76)、『レイジング・ブル』(80)の名脚本家ポール・シュレイダーがメガホンをとったクライム・サスペンス『ドッグ・イート・ドッグ』(6月17日公開)だ。
長年の刑期を終えて出所した男が巨額の報酬で請け負った仕事は赤ん坊の誘拐。しかし、事態は思わぬ方向へ転がって男は追われる身になってしまう…。楽勝だと請け負った誘拐が一転、窮地に追い込まれていくアウトローを、終始困り顔で熱演するニコラス・ケイジは必見だ。
トラボルタが怒れる男を熱演!
そんなニコラス・ケイジと『フェイス・オフ』(97)で共演し、華麗なアクションを披露したジョン・トラボルタ。ロバート・デ・ニーロとの激闘が熱かった『キリング・ゲーム』(14)から最新作『リベンジ・リスト』(6月17日公開)で、久々に本格アクションに挑む。
強盗に妻を殺害された特殊工作員の男が、事件を闇に葬った悪徳警官と裏社会の組織を相手に復讐の鬼と化すアクション大作。トラボルタは数々の殺人を請け負ってきた特殊工作員を熱演、豪快なアクションと怒りを携えた表情で魅せる演技はまさに“スター復活”と呼ぶにふさわしいキレキレっぷり!
ウィリスが還暦を迎えて新境地開拓!
最後に紹介したいのが『ダイ・ハード』シリーズなどの人気作を中心に、出演作が途切れることなく今なお現役で大活躍しているブルース・ウィリス主演の『マローダーズ/襲撃者』(6月24日公開)。
白昼堂々と銀行を襲撃する犯行グループと彼らを追うFBIチームの戦いを描くクライムアクション。これまで死に物狂いで敵を追い詰める不死身の男を演じてきたウィリスだが、今回は銀行の経営者という役どころ。冷静かつ大胆なバンカーという、これまでのウィリスとは一味違った新境地に期待大!
これからも洋画を盛り上げてくれること間違いなしの愛すべき親父たち。誰の顔面が一番なのかはぜひスクリーンで確かめてほしい!【トライワークス】