長澤まさみ「ダー子は意外と内弁慶かも」『コンフィデンスマンJP 英雄編』大ヒット御礼イベントで子猫ちゃんたちへ”お願い”も

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長澤まさみ「ダー子は意外と内弁慶かも」『コンフィデンスマンJP 英雄編』大ヒット御礼イベントで子猫ちゃんたちへ”お願い”も

公開中の映画『コンフィデンスマンJP 英雄編』のイベント「大ヒット御礼!子猫ちゃんたちの集い Special〜ダー子から愛を込めて〜」がTOHOシネマズ日比谷にて開催され、長澤まさみ東出昌大小日向文世、小手伸也、田中亮監督が登壇した。公開27日で観客動員数148万人、興行収入20億円突破(2/9時点)の数字について、ダー子役の長澤は「頑張ってる〜!」とニコニコ。「シリーズを初めて観る方にも楽しんでもらえる作品になっているので、もっと観てください!」という長澤のかわいいおねだりに、会場は温かい拍手に包まれた。

【写真を見る】”五十嵐ファン”を見つけてよろこぶ長澤
【写真を見る】”五十嵐ファン”を見つけてよろこぶ長澤

もうすぐバレンタインデーということで、イベントでは“愛”をテーマに「コンフィデンスマン JP」で一番愛すべきこと、もの、人についてのトークを展開。「コンフィデンスマン JP」といえば、騙し合いに欠かせない扮装&変装が見どころだ。「お気に入りの変装は?」の質問をトップバッターで振られた長澤は、少しだけ考える“フリ”をして、すぐに「では、五十嵐から!」と華麗にバトンタッチ。五十嵐役の小手が「僕を考える時間にするのやめて!」と切り返すというおなじみのやりとりで笑いを誘っていた。長澤のお気に入りは中国人女優のマギー・リンの変装だという。「チャイナドレスが着れたのがうれしかったです」と笑顔の長澤に、「くノ一も似合ってた」と小手が伝えるも、長澤が小手の褒め言葉を素直に受け入れない様子で「なんか怖い」とこぼす。これに対し「んだよ!」と小手が拗ねるというやりとりで流れるようなコンビネーションを見せ、終始ステージを盛り上げていた。

お気に入りの場所については「スイートルーム!」と即答した長澤。その理由については「あの場所が、一体どこなのかわからない。日本じゃないかもしれないし、そうじゃないかもしれないし。それすらもわからない」と詳細が明かされていないことに触れ、「あの場所に底知れないポテンシャルを感じます」と熱弁。さらに「スイートルームにいる時のダー子はすごく弾けている。意外と内弁慶なのかな。安心しきっているダー子が見られる場所です」とうれしそうに語っていた。

広末涼子演じる波子さんへのなみなみならぬ想いを語ったリチャード役小日向文世
広末涼子演じる波子さんへのなみなみならぬ想いを語ったリチャード役小日向文世

愛すべきキャラクターについて、ダー子は「私は決まっています」とキリッとした表情を浮かべ、「赤星かな」とうっとりしながら回答。「『英雄編』は赤星からの愛を感じる作品になっています」と相思相愛?!であることもアピールしていた。この日の回答で、すべて広末涼子演じる波子さんに触れてきた小日向。長澤から「広末さんとの思い出ばっかり語ってる!」とツッコまれ、「では、波子さんはちょっと置いておいて…、でんでんさんが演じた伴友則!」と答える。有名画家のタッチを知り尽くす、ダー子の旧知の贋作画家がおもしろかったとし、「アドリブが多かった」と感心しながらも「結構長いんだよね(笑)」とニヤリ。でんでんのアドリブについて田中監督が「削って行き着いたセリフです」と説明する場面もあった。

シリーズを振り返り、しみじみ。ボクちゃん役の東出昌大
シリーズを振り返り、しみじみ。ボクちゃん役の東出昌大

「コンフィデンスマン JP」といえば「○○編」ということで、それぞれの“推し編”についても語った登壇者たち。長澤はドラマの第1話「ゴッドファーザー編」と最終話の「コンフィデンスマン編」をピックアップ。「第1話で手品をやったけど、全然話題にならなかった」としょんぼり。「すごく頑張ったのに話題にならないし、なんかCGっぽいんですよ。でも好きです」と笑顔を浮かべ、最終話の10話については「原点って感じ。あそこからすべてが始まっている感じが大好きです!」と愛を語っていた。東出は第7話の「家族編」をチョイス。「マイナスの話になっちゃうけど」と申し訳なさそうな表情をしながら、「すごく寒い日の撮影で。浴衣を着て遺影と一緒に映るシーンは、すごく寒かったけど、仕上がりが心温まるものになっていて。頑張ってよかったなと思えるシーンでした」としみじみ語っていた。


騙してる?騙されてる?締めのあいさつで、今後の発表を期待させるコメントも?!
騙してる?騙されてる?締めのあいさつで、今後の発表を期待させるコメントも?!

最後の挨拶で長澤は本作で「コンフィデンスマン JP」の話は一区切りと前置きし、「このメンバーでみなさんの前に登場するのは、しばらくおやすみ“かも”しれませんが…。なにかお知らせがあるかもしれないし、ないかもしれないし…」とすでにこちらが騙されているのかもと感じるような口ぶりでコメント。続けて「映画はまだまだ春先まで公開するような、しないような!?という話もあるので、何度でも楽しんでください!」とリピート鑑賞を呼びかけた。

取材・文/タナカシノブ

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