チャールズ皇太子が2度目のコロナ感染、2日前にはエリザベス女王と面会
英国のジョンソン首相が、新型コロナウイルスに感染した人の隔離義務を2月中にも撤廃する方針を表明。ウィズコロナに向けて舵を切ることを明らかにした矢先、チャールズ皇太子(73)の2度目となる感染が発表された。
クラレンス・ハウスの広報が公式Twitterなどで明らかにしたもので、「今朝、チャールズ皇太子が新型コロナウイルスに感染したことが判明し、現在は自主隔離中です。殿下は、本日予定していたウィンチェスターでのイベントに出席できず非常に残念がっています。できるだけ早く、スケジュールを再調整する予定です」としている。チャールズ皇太子の体調及び、濃厚接触者になるはずのカミラ夫人や、ほかの英王室メンバーについては言及していないが、カミラ夫人は公務で性暴力救援センター(SARC)を訪問。その後、ロンドン市長のサディク・カーンとも面会しており、陰性だった模様。しかし、発表の2日前にチャールズ皇太子と接見したエリザベス女王については、ブースター接種はしているものの、95歳という年齢もあり、注意深くモニタリングを続ける必要がありそうだ。
チャールズ皇太子は、2020年3月にもコロナに感染しており、これで2度目。その際には、カミラ夫人は陰性だったことを明らかにしていた。また2020年11月には、2020年4月にウィリアム王子がコロナに感染していたと一部メディアが報じていたが、英王室から正式なコメントは出されていない。
在位70周年を迎えたエリザベス女王が声明で、カミラ夫人が未来の王妃になることを願っていると言及し、お墨付きを得たチャールズ皇太子。カミラ夫人と共に精力的に対面式公務を行っているが、クラレンス・ハウスの公式Instagramに掲載されている写真を見る限り、ノーマスクで握手や歓談をする様子も捉えられている。また、前日にはリシ・スナック財務大臣、プリティ・パテル内務大臣と同席したばかりだった。
「BBC」などは「チャールズ皇太子は、2021年12月にブースター接種を行っている」と伝えているが、3回接種しても感染しないわけではない。Twitterには、チャールズ皇太子が軽症であることを願う声が集まっており、「無症状」「軽症」といったコメントが発表されていないことから、容体を心配する声も寄せられている。
英国ではオミクロン株の感染爆発で1月には20万人以上の新規感染者数を記録したが、現地時間2月9日時点の感染者数は6万8000人だった。
文/JUNKO