「よりもい」チームが贈る新たな冒険を徹底ガイド!『グッバイ、ドン・グリーズ!』入プレ第1弾は読み応え抜群
いしづか監督と一緒に作品の“裏設定”を紐解く!
「この物語を考えているときは自分自身が男子中高生になりきって没入していた」と語るいしづか監督がさまざまな豆知識を紹介していく「教えて!いしづかあつこ監督」では、本作をより深く理解することができる情報が4ページにわたって掲載されている。
まず明かされるのはタイトルにもなっている“ドン・グリーズ”のネーミングの由来。「このちょっとダサい響きにプロデューサーたちは笑いをこらえていました(笑)」というエピソードと共に、「ロウマとトトが仲の良い幼なじみであること、強がるばかりの彼らのセンスが決してカッコ良くはないこと、カッコ良くなくても『羨ましい』と言って肯定してくれるドロップがいてくれること、等々を端的に描きたくて、彼らの友情を象徴するチーム名をつけようと考えました」と、劇中で欠かすことのできない3人の特別な絆がヒントとなったことを告白。
さらにロウマたちが暮らす町の裏設定や、そこに込められたいしづか監督自身の思い出。ヒロインのチボリのバックグラウンドや、ドロップの旅の相棒であるキックスケーターに隠された秘密など、なかには作品の内容に触れる部分もあるので鑑賞後に読むことをおすすめしたい。いしづか監督は「一度見ただけではピンと来ないかもしれない、彼らの日常をたくさん切り取って描いています。ぜひそれぞれの目線で、いくつもの物語を発見していただきたいと思います」とも語っており、これを読んだらきっともう一度、彼らと冒険に出発したくなることだろう!
花澤香菜がいしづか作品の魅力を大熱弁!
2018年に放送されたテレビアニメ「宇宙よりも遠い場所」は、南極を目指す4人の少女たちの物語が展開。同作で小淵沢報瀬役を演じた花澤は、『グッバイ、ドン・グリーズ!』ではチボリ役を演じている。
「明確にやりたいことがある彼女は、周りの子たちより少し大人びていて、自分なりのものの見方がちゃんとあるのが魅力的です」とチボリの魅力を語る花澤は、「学生時代の思い通りにいかなくて全部裏目に出ちゃう感じ分かるなぁと彼らを身近に感じたまま、気付いたら遠くまで連れて行かれていました」と熱弁。「キャラクターたちの会話の内容やテンポのリアルさ、おもしろさが格別。ぽんぽん飛び交う会話から読み取れる大切なことがあったり、かと思ったらストレートに心に訴えかけることを言って来たり。それがすごく自然だから物語に引き込まれるのだと思います」といしづか作品ならではの魅力を熱弁しながら、「とある仕掛けが、演出が、ずるい!」とすっかり本作の虜になったようだ。
そんな花澤が「出演作でお勧めを聞かれたら必ず挙げる作品」と強い思い入れをもつのが「よりもい」だ。いしづか監督はいまなお国内外から、さらには南極からも“よりもい愛”が綴られた手紙が届くことを明かし「非常に思い入れのある作品。みんなで悩みながら生み出した作品をこんなに愛していただけるなんて」と、ファンの作品愛へ感謝を語る。
少女たちが南極を目指す「よりもい」と、少年たちが雄大な自然が残る北欧のアイスランドを目指す『グッバイ、ドン・グリーズ!』。両作品は映像美や描かれるテーマなどあらゆる部分で密接に結びついており、きっと「よりもい」ファンはファーストシーンで『グッバイ、ドン・グリーズ!』の世界に引き込まれることだろう。
この「DONGLEES GUIDE BOOK -ドン・グリーズと冒険に出かけよう-」の配布期間は2月18日(金)から2月24日(木)の期間限定。鑑賞者1名につき1部ずつの数量限定となっており、無くなり次第配布終了となる。手に取ったその瞬間から“ドン・グリーズ”の仲間入り!お早めに映画館に足を運んで、ロウマとトト、ドロップたちと一緒に大冒険に出発してほしい。
文/久保田 和馬