体当たりの新境地!松田翔太がセレブから極貧青年へ
「花より男子」(TBS系)や「LIAR GAME」(フジ系)といった、シリーズ化&映画化するほどの人気ドラマに多数出演している若手俳優・松田翔太。これまでの出演暦からして“知的なセレブ”といった雰囲気が漂う彼だが、2010年初夏公開の青春ドラマ『ケンタとジュンとカヨちゃんの国』では、イメージを一転して極貧生活を送る青年を演じている。
本作で松田が扮するのは、解体現場で重労働に従事する青年・ケンタ。安い賃金に過酷な労働、そして陰湿ないじめという理不尽な日常の中で、夢を見ることすら知らずに生きてきた青年という壮絶な役どころだ。劇中では、そんなケンタが兄弟分のジュンと共に現状から抜け出し、かすかな希望を求めて旅に出るさまがロードムービー風に描かれる。
また、松田は本作に対して「自分を意識せずに、ケンタとして作品の中に生きられたことを感謝しています。有限実行のスタッフばかりだったので、現場では毎日が真剣勝負でしたね」と語っており、その出来栄えには大変満足しているようだ。高良健吾、安藤サクラといった新鋭俳優との共演でも注目される本作。松田翔太が体当たりで魅せる極貧青年の生きざまを、早くスクリーンで確かめてほしい。【トライワークス】
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