直木賞作家、辻村深月のベストセラー小説「かがみの孤城」22年冬公開で劇場アニメ化が決定!
累計125万部を突破した辻村深月のベストセラー小説「かがみの孤城」の劇場アニメ化が決定し、2022年冬公開されることが明らかとなった。
原作は本屋大賞15年間の歴史の中で歴代最多得票数を獲得し1位となったほか、「王様のブランチブック大賞2017」や「ダ・ヴィンチBOOK OF THE YEAR2017」など9冠を獲得し、各メディアでも大絶賛の話題作。2019年にコミカライズ、オーディオブック化、2020年には舞台化されるなど様々なコンテンツでメディアミックス展開してきた注目作だ。
原作者の辻村は、2004年「冷たい校舎の時は止まる」でデビュー。松坂桃李主演で映画化もされた「ツナグ」で第32回吉川英治文学新人賞、「鍵のない夢を見る」では第147回直木賞を受賞。その他、数々の作品が映画化。永作博美、井浦新共演の『朝が来る』(20)は日本アカデミー賞を含め多数の賞を受賞、5月には吉岡里帆主演、中村倫也共演で著作を映画化した『ハケンアニメ!』の公開も控えている。
本作の主人公は、学校での居場所をなくし家に閉じこもっていた中学生、こころ。ある日突然、部屋の鏡が光り始め、吸い込まれるように鏡をくぐり抜けると、その先にあったのは城のような不思議な建物。そこには、こころと似た境遇の7人が集められていた。城の中には秘密の「鍵」が隠されており、その鍵を見つけた者は、何でも願いが叶うという。なぜこの7人が集められたのか。鍵はいったいどこにあるのか。すべてが明らかになるとき、驚きとともに大きな感動に包まれる。
青春期独特の繊細な感情や完成をリアルに描く最高純度のファンタジーミステリー。子どもから大人まで、全世代が共感できる青春映画の新たな金字塔の誕生に期待したい。
文/タナカシノブ
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