ヘンリー王子夫妻、TPOに合わせたファッションでイベント出席!ウクライナにも言及
ヘンリー王子とメーガン妃夫妻が、現地時間2月26日、毎年春に開催される全米有色人種地位向上協会(NAACP)主催のイメージ・アワードでプレジデント賞を受賞し、カリフォルニア州パサデナのシビック・オーディトリアムで行われた授賞式に出席した。
同賞受賞者には、これまで故モハメド・アリ、ジェイ・Z、リアーナ、共にブッシュ政権を支えたライス元米国務長官と故コリン・パウエル元米国務長官など、人種差別撲滅に貢献したそうそうたる面々が名を連ねている。ヘンリー王子夫妻は、2020年に立ち上げた財団「アーチウェル」を通じて、Black Lives Matterなど人種差別問題の撲滅に対する取り組みや支援、またそれらの活動を啓蒙したことによる功績が評価された。
そろって登壇した夫妻は、まずはメーガン妃がマイクの前を陣取りスピーチ。その後ヘンリー王子は「受賞スピーチの前に、国際社会の一員として、ウクライナの人々には、早急に私たちの継続的なサポートが必要です」とロシアのウクライナ侵攻について言及した。
「E!」などによれば、この日メーガン妃が選んだのは、米国人で黒人の新鋭デザイナー、クリストファー・ジョン・ロジャーズの、胸元がブルーのグラデーションで左サイドに大きなスリット、ロングトレーンが特徴のワンショルダーのブルーのドレス。ロジャーズは、2021年1月20日のバイデン米大統領の就任式で、黒人女性初の副大統領に選出された、ハリス副大統領が着ていたパープルのコートも手掛けている。
またヘンリー王子は、1990年代にロンドンで沸き起こったニュー・ビスポークのブームの中心人物、英国人で黒人のオズワルド・ボーテングが手掛けた蝶ネクタイに黒いタキシードという装い。それぞれが母国と同賞にオマージュを捧げると共に、メーガン妃がブルーを選んだことについて、ファンからは英王室時代に身に付けたTPOの一環で、ウクライナの国旗の一色であることを意識したのではないかという声も寄せられている。
今回もメーガン妃はハイスリットにロングトレーンというセレブ風の装いだが、ほかの受賞者や出席者などのセレブたちも、ある程度肌の露出度が高いファッションだったことから、2021年11月の米ベテランズ・デー(退役軍人の日)の前日にニューヨークで行われたイベントで、米国発キャロリーナ・ヘレラの露出度が高い赤いドレスが、TPOをわきまえていないと一部でバッシングされていた時のような反応は少ないようだ。
現地時間2月24日にヘンリー王子夫妻は、アフガニスタンに続いて今回もアーチウェル財団を通じ、国際人道法違反に立ち向かうウクライナ市民、そしてそれを奨励する国際社会や各国のリーダーたちへの支持を表明していた。
文/JUNKO