木村佳乃、自分らしい瞬間は「好きな人と笑っている時」と告白！佐竹桃華は「憧れの存在」と感激しきり

ディズニー＆ピクサー最新作『私ときどきレッサーパンダ』(3月11日ディズニープラスにて独占配信開始)の配信直前イベントが3月2日にスパイラルホールで開催され、日本版声優を務める木村佳乃、佐竹桃華、もう中学生が登壇。“自分らしさ”についてトークを繰り広げた。

感情の変化によりレッサーパンダになってしまうティーンエイジャーの女の子、メイの物語を描く本作。2020年にホリプロタレントスカウトキャラバンを経てデビューを果たした若手女優の佐竹がメイ役に抜てきされ、木村がメイを愛するがあまり過保護になってしまう母親のミン役、メイが通う中学校にいる“とあるキャラクター”を、もう中学生が演じている。佐竹はもふもふのレッサーパンダをイメージした衣装で登場。ステージに用意された巨大なしっぽを触りながら「かわいすぎる！すごい！」と目を輝かせ、演じた役柄と同じグリーンの衣装を披露した木村も「頑丈なもふもふ！」としっぽの感触を楽しんでいた。

オーディションで役を獲得した佐竹は「オーディションが終わった時にあまり手応えを感じなくて、これはダメだったなと思ったので『受かったよ』と言ってもらえた時は、本当にうれしくて。興奮のあまり鼻血を出してしまった」と笑い、「生まれてきて一番うれしかった出来事でした。すぐに母親に連絡をしたら、私と同じぐらいギャーと叫んでいて。2人で夜中の3時ぐらいまで興奮の電話をしていました」と声を弾ませていた。

木村も「オーディションだった」そうで、「なにがなんでも受かろうと思って、必死だった」と告白。「娘がディズニー、ピクサーを大好きなので、大喜びをしていました。鼻が高かったです」とうれしい抜てきになったという。この日のMCにも任命されたもう中学生は決まった瞬間に「ドキドキとワクワクでプルプルしてしまった。マラカスを持っていればよかった」と話し、周囲を笑わせていた。

劇中では、佐竹と木村が母娘役を演じた。佐竹は「憧れの存在」と木村を見つめ、「この仕事を始めて1年ぐらいが経ったんですが、最初に目標を書いた。『5年後、10年後にはディズニーの声優になりたい』ということと、『20年後には木村佳乃さんみたいな女優さんになる』と書いていた。それが同時にかなうなんて思ってもいなかったので、すごくうれしいし光栄です」とダブルで夢がかなったと話す。木村は「そんなふうにおっしゃっていただけるなんて、本当に続けてきてよかったなと思います。ジーンとしちゃいます」と目尻を下げていた。

また「自分らしさは一つじゃない」ということがテーマとなることから、それぞれが「自分らしさを解放している瞬間は？」と聞かれるひと幕も。佐竹は「お風呂です。お風呂に入ることで、1日の自分のなかのスイッチが切れる。解放されて、お風呂上りは素っ裸でずっと行動しちゃったりします。あとは食べることが大好き。食べている時は、自分の本当に姿だなと思います」とお茶目ににっこり。木村から「なにが好きなの？」と質問されると、佐竹は「揚げ物やラーメン、炭水化物とか、カロリーが高いもの、太るものが大好き。食べるのが好きな一面は、メイと似ています」と楽しそうに語っていた。

木村は「好きな人とワハハと笑っている時」と回答。「笑うって、やっぱりすごく楽しいですよね。生きていると大変なこともいろいろありますが、少しでも長い時間、笑っていたいなと思います」とモットーを明かしていた。もう中学生は「サラダバーや朝食バイキング。配置や順番、和ベースでいくのか、洋ベースでいくのかで、自分らしさが出る」と独特の答えを連発し、佐竹と木村を笑わせていた。

取材・文/成田おり枝