中村優一、ウルトラマン作品への出演決定に「ドッキリだと思いました」
映画『ウルトラマントリガー エピソードZ』(3月18日公開)の完成披露上映イベントが3月2日に秋葉原UDXシアターで開催され、寺坂頼我(マナカ ケンゴ役)、平野宏周(ナツカワ ハルキ役)、中村優一(トキオカ リュウイチ役)、武居正能監督が登壇。ウルトラマン作品の出演が決まった時の感想を聞かれた中村が、「声優の中村悠一さんが『ウルトラマンX(エックス)』を演じていているので、円谷さんが問い合わせを間違えたのかと思いました」と率直な想いを語った。
本作は、「ウルトラマントリガー NEW GENERATION TIGA」シリーズの完結編にあたるオリジナル映画。影を継ぐ最悪の巨人イーヴィルトリガーが禍々しい姿を現し、宇宙の運命をかけた大決戦が始まる。いよいよお披露目の日を迎え、寺坂は「ウルトラ幸せですね!ぼくも完成したものを観ていないので、皆さんと同じく楽しんでいけたらと思います」とウルトラマンゼットを思わせるコメントで会場のファンを喜ばせ、平野は「ハルキとゼットさんがスクリーンに出るのが初めてなので、ぜひ楽しんでいってください。この作品はハルキが…いろいろとあるので楽しんでいってください」とネタバレ寸前のトークを披露。中村は「皆さんにあと2週間ちょっとで観ていただけることを楽しみにしています」と期待を寄せていた。
本作の出演、製作が決まった時の気持ちを聞かれると、中村は「自分がウルトラマン作品に出られるなんて、純粋にドッキリだと思いました。声優の中村悠一さんが『ウルトラマンX(エックス)』を演じていているので、円谷さん、問い合わせを間違えたのかと思いました」と吐露。平野は「まだドッキリかもしれないですけどね」と茶目っ気を見せ、続いて「純粋に嬉しかったですね!ひとつ前のウルトラマンが後輩のウルトラマンに出るのが“あるある”だったので、先輩になったんだと改めて実感しました」と喜びをかみ締める。寺坂は「映画になると聞いて、『GUTS-SELECT』のみんなで喜びました。監督とは昨年の撮影5、6月くらいにお別れで『寂しいですよね』と話したので、監督とまた一緒にできて嬉しかったです!」と感激しきりだった。
さらに、自身の役柄や出演シーンの中で見どころについて話が及ぶと、寺坂は「最終回からどのようにして本作に繋がっているのかが見どころのひとつですね。よりケンゴに愛着も湧くし、ケンゴの足りていなかった部分も描かれているので注目してほしいです」とアピール。中村は新隊長として「『GUTS-SELECT』のチームとして、仲間としてカメラが回ってないところでもチームのいい雰囲気が出ていたのが印象的だったので、そこも見どころです」と語っていた。
また撮影現場での想い出を聞かれると、中村は「お2人と捜索するシーンで山を登るんですが、2人ともウルトラマンの先輩なので、走り方からカッコよくて、僕も負けないぞと思いましたね」と話し、これには寺坂と平野も照れ笑い。平野は「僕も同じシーンで、中村さん(トキオカ隊長)がものすごくかっこよく大きな銃を携えているので、特撮の先輩として勉強になりましたね」という。寺坂は「アキトとユナの出てくるシーンで、テレビでは見られないアキトのおもしろいリアクションがあって、新たな一面が垣間見えるんです。かっこいい戦いのシーンとコメディ要素も一緒に楽しんでほしいです」と会場に語りかけていた。
文/成田おり枝