松岡茉優「子どもの時にジャイアンと呼ばれていた」と告白!ジャイアンも歓喜
「映画ドラえもん」の第41弾『映画ドラえもん のび太の宇宙小戦争(リトルスターウォーズ) 2021』の公開記念舞台挨拶が3月5日にTOHOシネマズ六本木ヒルズで開催され、ゲスト声優を務めた松岡茉優、ミルクボーイ(内海崇、駒場孝)、山口晋監督が登壇。松岡が「子どもの時にジャイアンと呼ばれていた」と告白。「上手じゃないのに歌をすごく大きな声でいっぱい歌うから、お母さんにずっと『ジャイアン、ジャイアン』と呼ばれていた」と語り、「一緒だ!」とジャイアンを喜ばせた。
1985年に公開となった『映画ドラえもん のび太の宇宙小戦争』を新しい脚本と最新技術を駆使してリメイクした本作。ピリカ星の大統領で、反乱軍から逃れるために地球にやってきた手の平サイズの宇宙人・パピ(声:朴璐美)と友だちになったドラえもん(声:水田わさび)やのび太(声:大原めぐみ)たちが、パピと宇宙を守るために立ち上がる姿を描く。新型コロナウイルスの感染状況を考慮して公開が延期となっていたこともあり、山口監督は「感無量です」と感激の面持ちで会場を見渡し、「パピくんやのび太くんにならって、嘘をつかず、正直に仕事に取り組もうという想いで作ってきた」と映画に込めた想いを語っていた。
劇中でドラえもんたちが仲間を守るために勇敢に戦うことから、「最近、勇気を振り絞ったこと」について話が及ぶと、本作のオリジナルキャラクター・ピイナ役を演じた松岡は「ずっと何年か、お友だちになりたいなあと思ってる子がいた。きっかけがなくてどうしようかなと思ってたんです」と切りだした。スネ夫が「僕ですか!?」と期待を寄せると、松岡は「違う」と笑顔でバッサリ。「たまたまその人に会えるタイミングがあったので、お手紙に『もしよかったらお友だちになりませんか?』と書いて連絡先を渡した」と勇気を出したそうで、「そうしたら連絡が来ました!4月から新しい学年になって、もしかしたら学校が変わる子もいるかもしれないけど、お手紙はオススメですよ」と会場の子どもたちに語りかけていた。
また本作では「かべ紙秘密基地」という、壁に貼るだけでそのドアの向こうが秘密基地になるドラえもんの道具が活躍する。司会から「もしかべ紙秘密基地を使えるとしたら?」と聞かれると、松岡は「子どもの時にジャイアンと呼ばれていた」と明かし、「(秘密基地は)防音とかもちゃんとしていると思う。この基地のなかで一緒に歌いましょう!」とジャイアンをお誘い。「うわー!最高!」とジャイアンが大喜びするなか、松岡は「リサイタルしたいですね」と笑顔を見せていた。
楽しいトークで会場を盛り上げていたメンバーだが、しずかちゃんから「ミルクボーイさんの漫才が見たいです」とリクエストが飛びだすひと幕も。さらに「よかったら、武さんとスネ夫さんも漫才に参加してもらいたい。今日だけの特別コラボ!」としずかちゃんの無茶振りが炸裂していたが、本作で声優初挑戦したミルクボーイは「映画のあとに漫才するのは初めて」「4人でやるのは初めてです」とおどろきつつも、「漫才させていただきます!一緒にコラボでやりましょう」と宣言。ドラえもんを題材に「ドラえもんやないか」「ドラえもんと違うか」とジャイアン&スネ夫と一緒にお馴染みの漫才を披露し、会場を大いに喜ばせていた。
取材・文/成田おり枝