のんがギョギョッと“さかなクン”役で主演!?沖田修一監督最新作『さかなのこ』公開決定
さかなクン初の自叙伝「さかなクンの一魚一会 〜まいにち夢中な人生!〜」を、『南極料理人』(09)の沖田修一監督が映画化。のんを主演に『さかなのこ』のタイトルで今夏に公開されることがわかった。
本作は、お魚が大好きな少年がたくさんの出会いを経て“さかなクン”になるまでを綴った原作を、『横道世之介』(12)で沖田監督とタッグを組んだ前田司郎が大胆にアレンジし、監督と共同で脚本を執筆している。
お魚が大好きな“ミー坊”は、寝ても覚めてもお魚のことばかり考えている。他の子と少し違うことを心配する父親とは対照的に、母親はミー坊を温かく見守り、むしろその背中を押し続けていた。やがて一人暮らしを始めたミー坊は思いがけない出会いや再会を重ね、たくさんの人に愛されながらただ一つの道にまっすぐに飛び込んで行く。
主人公“ミー坊”役は、脚本・監督・主演を務めた『Ribbon』が公開となったばかりののん。天真爛漫で周囲をいつのまにか幸せにする主人公を力演。今回解禁された写真には、のん演じるミー坊が学ランで釣りをする姿が。性別の垣根を超えてのびのびと演じるさまが写し出されている。
のんは「衣装合わせをして撮影現場に入り、これはセンセーショナルなキャスティングではなく、誠実な気持ちでこの役を私に託してくれたんだと感じました」と役と真摯に向き合ったことをコメント。さかなクンは「ギョギョッと!感動が大漁の“さかなのこ”がうまれました。人とお魚の優しさが詰まった映画でギョざいます」と、沖田監督も「これは、さかなクンの映画であって、さかなクンの映画ではありません。何かを猛烈に好きになった人の映画です」とそれぞれ話している。
みんなと同じでなくても、好きなことに夢中になることの大切さを教えてくれる『さかなのこ』。観たものに勇気とパワーをもたらしてくれることだろう。