篠原涼子「何度観ても興奮する」と岩田剛典のシーンをおすすめ！中村倫也は「なんで引き受けたの？」とニヤリ

バカリズムが脚本を手掛けたコメディ映画『ウェディング・ハイ』の初日舞台挨拶が12日、丸の内ピカデリーにて開催され、篠原涼子、中村倫也、関水渚、岩田剛典、皆川猿時、高橋克実、大九明子監督が登壇。大安吉日にちなみ、鏡開きやくす玉、扇型パネルや鯛も登場するおめでたいもの尽くしのイベントとなった。

上映後の舞台挨拶だったため、ネタバレなしではあるもののも、内容を知る観客を前にトークができると喜ぶキャストたち。クセ者ぞろいの結婚式で繰り広げられるドタバタ劇が描かれる本作の見どころについて篠原は、かなり振り切った役柄に挑んだ岩田の演技に触れ「岩田さんの”あのシーン“も含めて、何度観ても興奮する映画です。元気がもらえます」と胸を張った。また、撮影現場でも素で笑ってしまうほど楽しかったとも明かしていた。

篠原のこのコメントに「(僕のシーンで)興奮はしないと思うけれど…」と照れる岩田。これに対し中村は「いや、するでしょうよ」とニヤニヤ。さらに脚本の段階で展開を知っていたのか、なぜこの役を引き受けたのかと岩田に質問しまくった中村。「なんで受けたんだろう(笑)」と考え込む岩田は、中村に「いままでこんな(振り切った)役、やってなかったでしょ？」と訊かれると「なかったです。でも、仕上がりを観るのが楽しみで仕方なかったです！」とニッコリ。心の声のアフレコを振り返り、岩田は大九監督のディレクションが「予想外だった」とコメント。「こんなに奇声を発するとは思っていなかったけれど、本当に楽しかったです」と新境地となる役柄に満足の表情を浮かべていた。

本作の見どころを「余興のシーンと、皆川さん」と答えた中村。1日がかりの撮影だった余興のシーンについて、「10回、20回と踊ったり、太鼓を叩いたり、役者がかなり体力を使って撮影したシーン。映像で観る以上にみんなゼェゼェ言ってました。僕は見ている側だったので、楽だったけれど(笑)。撮影の裏側や、役者の影の努力は見えないほうがいいこともあるけれど、余興のシーンは本当に撮影が大変だったので、注目してほしいです」と役者の努力を労った。皆川については「自分が映っていないところでも合いの手を入れている」と、モノマネつきで明かした中村。

「演じることに集中しなきゃいけないけれど、皆川さんが気になって気になって…。ちょっと芝居の邪魔にもなりました」とニヤリ顔でクレームを入れる場面も。皆川は「体育会系だったので“声出していこうぜ！”という精神が抜け切らないのかもしれないです。真面目なんでしょうね、僕」と、自画自賛し笑いを誘った。