カリスマ読心術師誕生の瞬間が映しだされる!『ナイトメア・アリー』本編映像解禁

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カリスマ読心術師誕生の瞬間が映しだされる!『ナイトメア・アリー』本編映像解禁

『シェイプ・オブ・ウォーター』(18)でアカデミー賞4部門を受賞したギレルモ・デル・トロ監督の最新作『ナイトメア・アリー』(3月25日公開)。このたび、本作より主演ブラッドリー・クーパー演じるスタンの姿を捉えた本編映像が解禁となった。

【写真を見る】デル・トロ監督は「優雅さを兼ね備えながら、闇の人物を演じる技量がある」とクーパーの演技に太鼓判
【写真を見る】デル・トロ監督は「優雅さを兼ね備えながら、闇の人物を演じる技量がある」とクーパーの演技に太鼓判[c]2021 20th Century Studios. All rights reserved.

1946年に出版され、1947年にはエドマンド・グールディング監督によって映画化もされたノワール小説の傑作「ナイトメア・アリー 悪夢小路」を原作とする本作。デル・トロ監督が独自の世界観と映像表現で、妖しく華やかなサスペンススリラー大作へと昇華し、先日発表された第94回アカデミー賞では作品賞、撮影賞、美術賞、衣装デザイン賞の4部門にノミネートをはたしていた。

今回解禁された本編映像は、カーニバルを取り締まる警官をクーパー演じる主人公のスタンが説得しようとする場面を切り取ったもの。「待て!そこを下りろ!強力な電流が来てる」と割り込み、血相を変えた様子で「どうか賢明な判断を頼みます」と感電ショーの健全さを見せようとするスタン。優れた観察力で瞬時に警官の人物像を捉え、話術を駆使しながらあっという間に頑なな警官の心を掴んでいく姿が映しだされていく。ジーナ(トニ・コレット)の助手だったスタンが自分に大きな自信を持つ、まさにカリスマ読心術師スタン誕生の瞬間とも言えるシーンとなっている。

デル・トロ監督はスタンというキャラクターを「人から反応を得るためにウソをつくことを覚えていきます。本当の自分は決して見せません。気まぐれな男で状況に応じて顔を変えるのです」と解説。そして主演のクーパーに対して「スタンが持つ善良さ、肉体美、天性の優雅さを全て兼ね備えていると同時に、恐ろしい闇の人物を演じる技能を持っています」と語っている。


状況にあわせて顔を変える主人公を、クーパーがどのように演じているかというところにも注目しつつ、本作を楽しみたい。

文/鈴木レイヤ

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