大人の色香を感じさせる28歳の水崎綾女。カンヌ常連の河瀬監督作で新境地を見せる!
10代でグラビアデビューし、その大きな瞳と肉感的ボディで大人の色香を感じさせる水崎綾女。この4月26日で28歳を迎えたばかりの彼女が、第70回カンヌ国際映画祭のコンペティション部門に選出された河瀬直美監督の最新作『光』(5月27日公開)で新境地を見せている!
というのも、これまで『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN』や『彼岸島 デラックス』といったアクティブな演技や、ヌードにも挑戦した『ユダ Judas』のように、そのグラマラスな肉体を駆使する演技ばかりが注目されてきた彼女。カンヌの常連でもある河瀬直美監督にヒロインとして見出された『光』では、バリアフリー映画の音声ガイドという職に就いている、どちらかといえば地味な印象を受ける美佐子役を演じている。
美佐子は、仕事を通じて知り合ったカメラマン・雅哉(永瀬正敏)の存在によって、単調だった日々が徐々に変化を遂げていく。雅哉は、誰よりも美しい瞬間を切り取る天才カメラマンでありながら、やがて視力を失う運命。弱視から次第に目が見えなくなっていく過程において、次第に心が荒んでいく彼に寄り添い、包み込むように微笑んで見せる美佐子の表情には、見ているこちらも心が揺さぶられてしまう。
「河瀬監督からは特に演技指導はなく『美佐子として生きてください』みたいな感じで言われました」とコメントしているように、本作では演じるのではなく、美佐子という人格になりきる事でしゃべる言葉のひとつひとつがリアリティのあるものになったのだとか。
美佐子というキャラクターが憑依したかのような自然体の存在感こそが彼女の真骨頂。カンヌの常連でもある河瀬直美監督にオーディションでヒロインに選ばれたのが必然!…そう感じられる彼女の熱演を見届けてほしい。【トライワークス】