T字路sの「これさえあれば」を芦田愛菜と宮本信子がカバー!『メタモルフォーゼの縁側』主題歌&ムビチケ情報解禁
<キャスト、作曲者コメント>
●芦田愛菜(佐山うらら役)
「スタッフの皆さんにすぐ後ろで見て頂きながらレコーディングしたので、すごく緊張していたのですが、歌っているうちにだんだん楽しくなりました。漫画に出会えたうららの気持ちになって、歌えたような気がしています。この曲を聴いていると雪さんとの二人のシーンが思い浮かぶんです。素敵な映画のエンディングになったと感じました」
●宮本信子(市野井雪役)
「二人の歌をエンドロールにしたい!と言われた時は、もうビックリしました。青天の霹靂!責任重大!とてもむずかしい楽曲でしたが、レッスンを受けて、なんとか本番に間に合いました。レコーディングは緊張しましたが、先生からの『信子さん、のって、のって~~歌って~~。いつものライブのように!』のお言葉を胸に、楽しく一生懸命歌いました」
●T字路s(主題歌&音楽)
Q.劇伴を制作した感想
「劇伴音楽の制作はまったく初めてのことでしたが、私たちがなにより幸せだったのは、この作品をとにかく大好きになったことで、手探りながらも無我夢中で情熱を傾けることができました。うららも雪さんも愛しくてたまらなく、だからこそ、寄り添い感情移入するところ、逆に俯瞰したり距離を置くところ、シーンによって試行錯誤しました。普段は作らないような曲調、使わないような楽器や音響効果を織り交ぜたりもして、この上なく楽しく充実した、全力の挑戦でした」
Q.芦田、宮本とのレコーディングを終えての感想
「うらら(芦田)と雪さん(宮本)おふたり+おふたりが、今日まで生きて来られたなかで紡がれた物語そのものが乗り移ったような歌声に、歌いだした瞬間にハッとして引き込まれ、歌い終わるころには胸がいっぱいになりました。簡単なようで節回しがややこしく歌いにくかったかと思うのですが、こんなにチャーミングに、晴れやかに、凛々しく、表現してくださりとても嬉しく感激しました。実は10年以上前に作った曲なのですが、この映画のために作ったかのようにぴったりですよね?」
Q.完成した映画を観ての感想
「自分たちが作った曲が実際に映像に当てはめられると、表情(から感じ取られる心情までも)が、音楽に合わせて変化してゆくように見えて、震えるほどの感動がありました。傍目にはなんの変化もないように見えるかも知れない、でも、好きなものが出来ただけで人生はこんなにも動きだし、輝く。うららを、雪さんを抱き締めたいと思う気持ちは自分自身を抱き締めたい気持ちでもあると感じます。劇伴制作をしながら何十回観たかわからないけれど、完成した映画はますます愛おしい作品になっていました。たくさんの人に観て欲しいし、何回でも観て欲しいと心から願っています」
文/鈴木レイヤ