「ファンタビ」最新作のカギを握る！ダンブルドアからジェイコブへの贈り物“魔法の杖”の秘密とは

「ハリー・ポッター魔法ワールド」の最新作となる『ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密』が、ついに4月8日に日本公開を迎えた。魔法動物学者のニュートと“史上もっとも偉大な魔法使い”ダンブルドアが寄せ集めのデコボコチームを結成し、“黒い魔法使い”グリンデルバルドの野望を止めるために奔走する本作。このたび、ファンの間で大きな話題を集めている、マグル(非魔法族/人間)のジェイコブが持つ“魔法の杖”の秘密が明らかになった。

“魔法の杖”といえば、「ハリー・ポッター」シリーズから何度も登場してきた魔法を象徴するアイテム。予告編のなかではダンブルドア率いるチームに唯一のマグルとして選ばれたジェイコブが、ニュートから「ダンブルドア先生から君に」と杖をプレゼントされるシーンが登場。ニュートに巻き込まれるかたちで魔法界の存在を知り、観客と同じ目線で魔法の数々に目を輝かせていたジェイコブがついに魔法を使うのか？ファンの間では憶測やさまざまな考察が飛び交うことに。

ジェイコブ役を演じるダン・フォグラーは、予告編に映るそのシーンについて「いい感じに仕上がっています」と自信たっぷり。「ジェイコブは鍋を持ったまま魔法界に連れてこられるけれど、ニュートから杖を受け取り鍋を置く。あれは実に象徴的なシーンだ。パン職人の道具から魔法使いの道具に持ち替えるのだから。僕もいよいよ魔法の杖を手にすることができて光栄でした。あの杖には、大、大、大満足。わかりますよね？」と興奮気味に語っている。

『ハリー・ポッターと賢者の石』(01)の序盤、ハリーが“オリバンダーの店”を訪れる印象的なシーンに代表されるように、「魔法ワールド」に登場する杖は一つとして同じものはなく、“杖が持ち主の魔法使いを選ぶ”ともされている。シリーズを通して造形美術監督を務めるピエール・ボハナは「ジェイコブがもらう杖は、インドジャボクからできていて、形も少しヘビっぽい。すごく荒削りな感じで年季が入っていて、なによりもジェイコブにとって安全なんだ」と語り、魔法の杖に重要な“芯”が入っていないことを明かした。

はたしてジェイコブがもらった魔法の杖にはどんな特徴があり、劇中でどんな活躍を見せるのだろうか。そしてなぜダンブルドアはジェイコブに杖をプレゼントしたのか。すべての真相は、劇場のスクリーンで確かめてほしい！

文/久保田 和馬