「ファンタビ」グリンデルバルド役のマッツ・ミケルセンに独占インタビュー!「ニワトコの杖を握った時はワクワクして、持って帰りたいほどでした(笑)」 - 3ページ目|最新の映画ニュースならMOVIE WALKER PRESS
「ファンタビ」グリンデルバルド役のマッツ・ミケルセンに独占インタビュー!「ニワトコの杖を握った時はワクワクして、持って帰りたいほどでした(笑)」

インタビュー

「ファンタビ」グリンデルバルド役のマッツ・ミケルセンに独占インタビュー!「ニワトコの杖を握った時はワクワクして、持って帰りたいほどでした(笑)」

「『ファンタビ』シリーズのような大作も、核にあるものはデンマーク映画と共通している」

ミケルセンといえば、本作以外にも『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』(16)に参加し、今後も『インディ・ジョーンズ5(仮題)』(公開日未定)が控えている。一方で、カンヌ国際映画祭男優賞を受賞した『偽りなき者』(12)やアカデミー賞国際長編映画賞に輝いた『アナザーラウンド』(20)と、母国デンマークを中心にヨーロッパの良作映画にも数多く出演している。

銀河帝国の科学者、ゲイレン・アーソ役で出演した『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』
銀河帝国の科学者、ゲイレン・アーソ役で出演した『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』[c]Everett Collection/AFLO

このように様々な国の作品に出演することについてミケルセンは、「バラエティに富んでいるところが役者として魅力です」と説明する。「本当に運が良いことに、デンマークで作る比較的小規模な作品にも参加できているし、バジェットが巨大なハリウッド作品にも出演する機会をいただいています。ただ、確かにデンマークでは本作のような映画作りは難しいのですが、ストーリーに焦点を当てると、核にあるものは登場人物の心の揺れ動きでもあり、両者とも共通しているように感じます。このあたりがJ.K.ローリングのすごいところでもあるのと思うのですが、パーソナルな物語を大きなものとして描く一方で、大きなものをパーソナルに描いているところもおもしろいですよね」


アカデミー賞国際長編映画賞に輝いた『アナザーラウンド』
アカデミー賞国際長編映画賞に輝いた『アナザーラウンド』[c]Everett Collection/AFLO

「ルーモス(光よ)」や「アクシオ(来い)」、「アロホモラ(開け)」など様々な呪文が登場する魔法ワールドシリーズ。最後に、使ってみたい呪文についても聞いてみた。「呪文については、この世界のエキスパートである娘のほうが詳しいのですが、私が使ってみたい魔法は、“空を飛ぶ”ことです。やっぱり飛べたら最高だと思うし、世界を変えることはできないかもしれないけれど、パワフルな体験になりそうです!」

“北欧の至宝”と呼ばれ、ヨーロッパの良作映画からハリウッド大作まで、幅広く出演するマッツ・ミケルセン
“北欧の至宝”と呼ばれ、ヨーロッパの良作映画からハリウッド大作まで、幅広く出演するマッツ・ミケルセン[c]Everett Collection/AFLO

不思議な魔法動物や大迫力の魔法バトルが魅力の『ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密』。そのなかでも特に際立つ、ミケルセン演じるグリンデルバルドの存在感、そして、彼とかつての友、ダンブルドアとの関係性にも注目してみてほしい。

取材・文/平尾嘉浩


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