『ドライブ・マイ・カー』のクリエイターが再集結!ディズニープラスのオリジナルドラマ「ガンニバル」2022年冬配信決定
累計発行部数170万部を突破した二宮正明の同名コミックを柳楽優弥主演で実写化する、ディズニープラス スター オリジナルドラマ「ガンニバル」。このたび本作が2022年冬、世界に先駆けて日本で独占配信されることが発表された。
本作の舞台は日本の山間にある架空の村“供花村”。その村に赴任してきた駐在巡査の阿川大悟は、村人たちからあたたかく迎え入れられる。しかし一人の老婆の死をきっかけに、彼は少しずつ村の異常性に気付くようになり、村人たちが人を喰らっているのではないかという疑念に囚われ始める。そして村中に排他的な空気が充満するなか、次々と不可解な事件が起こることに。
監督を務めるのは『岬の兄弟』(18)で国内外から注目を集めた片山慎三監督。脚本は『ドライブ・マイ・カー』(公開中)で第74回カンヌ国際映画祭脚本賞を受賞し、第94回アカデミー賞脚色賞にもノミネートされた大江崇允。またプロデューサーを務めるのは、『ドライブ・マイ・カー』の山本晃久と、「賭ケグルイ」シリーズや「闇金ウシジマくん」シリーズなどを手掛けた岩倉達哉。
アカデミー賞授賞式から帰国した山本は本作について「この恐ろしくも新しい驚くべき原作漫画を映像化する、そのことにシンプルに興奮しています。日本の映像業界の次代を担うべきすばらしいキャストスタッフが結集し、原作ファンや視聴者の期待を超えるものを作り上げたいと思います」と意気込みを語る。
また大江も「誰かを守りたいという愛情は時に争いを生む火種にもなりうる。そんな人間の普遍的な矛盾を小さな村の百年に渡る歴史を紐解きながら原作は描いています。その魅力を映像でも楽しんでいただければと思います」とコメント。
世界で高い評価を得る日本のクリエイターと俳優がタッグを組み、日本独特の村社会や祭りという風習を丁寧かつ衝撃的に描写し“実写化困難”と謳われた原作に挑む本作。配信開始まで期待をふくらませながら、さらなる続報を待ちたい。
文/久保田 和馬