川村元気監督作品『百花』長澤まさみと永瀬正敏の出演が決定!特報映像解禁
映画プロデューサー、脚本家、小説家として活動する川村元気が監督を務める『百花』(9月9日公開)。このたび本作に長澤まさみ、永瀬正敏らが出演することが発表された。あわせて、特報映像が解禁となった。
『告白』(10)、『悪人』(10)、『君の名は。』(16)などを製作してきた川村元気が2019年に発表した自身4作目の小説「百花」を自ら監督として映画化する本作。記憶を失っていく母の葛西百合子(原田美枝子)と、彼女と向き合うことで母との思い出を蘇らせていく息子、泉(菅田将暉)の物語が展開する。レコード会社に勤務し、社内結婚を経て第一子の出産を控える泉の日常は、記憶を失っていく母をきっかけに一変。やがて、彼は母が封印していたはずの過去の記憶に向き合うこととなる。
長澤が演じるのは、泉と同じレコード会社で働き、彼の子を身ごもった泉の妻の葛西香織。また、百合子の「秘密」を知り、「事件」と深い関わりを持つ男である浅葉洋平を永瀬正敏が演じる。また、北村有起哉、岡山天音、河合優実、長塚圭史、板谷由夏、神野三鈴らが出演することもあわせて発表されている。『モテキ』、『君の名は。』など川村が製作した作品にこれまでも出演した長澤は「心が温かくて、よく俳優のことを見てくだっている方だと感じていますし、川村監督の冷静さに、凄く信頼しています」と監督への気持ちをコメントしている。また、川村監督から直筆の手紙でオファーを受けたという永瀬は「川村監督は、自分の撮っている画の中にいる人達や物達に、凄く愛情をもっていらっしゃるのを感じましたし、その分、画の作りには厳しい”ぶれない監督“でした」と監督に対して語っている。川村監督は「何本もの映画をともに作ってきて最も信頼している俳優のひとりの長澤まさみさん、そして子どもの頃からスクリーンで見てきた憧れの俳優である永瀬正敏さんに、私の初監督作品に是非お力をお借りしたいと、お願いしました」と語っている。
あわせて解禁となった特報映像は「こんなにきれいなのに、いつか忘れちゃうのかしら」と百合子がつぶやく場面から始まるもの。ピアノで「プレリュード」が奏でられるなか、泉と百合子の背中越しに儚く花火が散り、「野心的であざやか」、「凝縮された美しい映画」と一足先に鑑賞したポン・ジュノ監督や山田洋次監督の言葉が引用されていく。映像は「母が記憶を失うたびに、僕は愛を取り戻していく」という泉のせつない言葉で締めくくられている。
泉が迫っていくこととなる百合子の記憶とはどのようなものなのか?二人に待ち受ける運命とは?豪華キャストが織りなす感動の物語に期待が高まる。