明石家さんま、インタビューで明かす「“さんま”に負けたくない」という矜持。『漁港の肉子ちゃん』は「200回観ても飽きない!」
明石家さんまが西加奈子の小説に惚れ込み、企画、プロデュースした劇場アニメ映画『漁港の肉子ちゃん』。公開から約10か月が経ち、原作誕生のきっかけとなった宮城県石巻市での上映&トークショーが実現した。石巻での上映は念願だったというさんまと渡辺歩監督が現地でインタビューに応じ、さんまが「自分と照らし合わせながら作っていた映画」と主人公への共感を告白。自身の家族観をはじめ、今月27日にBlu-ray&DVDが発売されたばかりの本作に込めた想い、「200回観ても飽きない」という見どころについて語ってくれた。
“聖地”での凱旋上映に感慨「石巻での上映が目標だった」
第152回直木賞を受賞した西加奈子のベストセラー小説を映画化した本作。主人公となるのは、漁港の船に住むワケあり母娘の肉子ちゃんとキクコ。どんな時も全力、底抜けの明るさでパワフルに生きる肉子ちゃんと、多感なお年頃のキクコの日常や悩みをつづりながら、2人の秘密を明らかにする物語で、彼女たちが精一杯生きる姿に元気をもらえるハートフルなコメディだ。アニメーション制作は、STUDIO4℃が手掛けた。
西と、彼女の元担当編集でいまは石巻を拠点にしている株式会社口笛書店代表の日野淳、編集者の木原いずみの3人で石巻や女川を旅行したことから生まれた原作小説。女川の港で一軒の焼肉屋を見つけた西が、そのお店との出会いをきっかけに肉子ちゃん像をふくらませていったという。
4月16日には、宮城県石巻市の複合文化施設「マルホンまきあーとテラス」で、全国公開時には叶わなかった本作の上映が実現。会場には老若男女が駆けつけ、2回上映のすべてが完売するなど大盛況の1日となった。さんまが石巻を訪れるのは、震災直後の2011年7月にテレビ番組の収録で訪れて以来、約11年ぶりのことだという。
さんまは「原作のモデルになった土地ですから、すぐにでもイベントをやりたかった。公開から1年近くかけてチャンスをいただいた。ありがとうございます」、渡辺監督も「石巻で上映することを、密かに目標にしていました」と感無量の面持ち。さんまは「11年前に訪れた時にはなにもなかったところに家やビルが建っている。ここまで復興させた人の力というのは本当にすごいなと、感動しながらここまで来ました。11年、俺はなにも進歩していない(苦笑)」とさんま節を交えながら、復興の様子に胸を打たれたことを明かしていた。
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■『漁港の肉子ちゃん』
Blu-ray 豪華版 ※初回限定
品番:YRXN-90172~3
価格:税込¥8,580(税抜¥7,800)
収録分数:本編97分/特典映像未定
仕様:BD2枚組(本編ディスク+特典ディスク)
<本編ディスク>
・本編(バリアフリー 日本語音声ガイド[CV:下野紘]・日本語字幕)
<特典ディスク>
・メイキング
・完成報告会(2021年5月26日)
・公開記念 舞台挨拶(2021年6月12日)
・明石家さんま生誕祭 舞台挨拶(2021年7月4日)
・トークイベント(2021年7月7日)
・予告編
<封入特典>
・渡辺監督イラスト「肉子ちゃん」オリジナルTシャツ
・特製ブックレット 絵コンテ(未映像化シーン)収録(32P)
Blu-ray 通常版
品番:YRXN-90174
価格:税込¥5,280(税抜¥4,800)
収録分数:本編97分
仕様:BD1枚組(本編ディスク)
<本編ディスク>
・本編(バリアフリー 日本語音声ガイド[CV:下野紘]・日本語字幕)
DVD 通常版
品番:YRBN-91506
価格:税込¥4,180(税抜¥3,800)
収録分数:本編97分
仕様:DVD1枚組(本編ディスク)
<本編ディスク>
・本編(バリアフリー 日本語音声ガイド[CV:下野紘]・日本語字幕)