異形の能楽師と琵琶法師、二つの魂が共鳴!『犬王』新予告“バディ編”公開

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異形の能楽師と琵琶法師、二つの魂が共鳴!『犬王』新予告“バディ編”公開

ロックバンド、女王蜂のアヴちゃんと森山未來がW主演を務める狂騒のミュージカル・アニメーション『犬王』(5月28日公開)。本作より、新予告映像“バディ編”が解禁となった。

【写真を見る】平家の呪いで視力を失い、琵琶法師として生きる友魚(森山未來)
【写真を見る】平家の呪いで視力を失い、琵琶法師として生きる友魚(森山未來)[c]2021 “INU-OH” Film Partners

古川日出男の「平家物語 犬王の巻」を原作にした本作は、『夜明け告げるルーのうた』(17)、『夜は短し歩けよ乙女』(17)の湯浅政明が監督を務め、『罪の声』(20)、「アンナチュラル」の野木亜紀子が脚本、「ピンポン」、「鉄コン筋クリート」などの漫画家、松本大洋がキャラクター原案を、大友良英が音楽を担当した劇場アニメ。アヴちゃんが野心を抱く主人公の犬王を、森山がその相棒、琵琶法師の友魚を演じる。

解禁された映像では、異形として生まれたために瓢箪のお面をかぶり、人並外れた能楽師の才能を持つ犬王と、平家の呪いによって視力を失い、琵琶法師として生きる友魚(ともな)の出会いから描かれる。自らの異形をものともせず、都の人々を驚かせて楽しむ犬王が出会ったのは、その姿を見ることができない盲目の友魚。友魚が奏でる琵琶の音を聞いた犬王は自由に舞い、踊り、一瞬にして魂を共鳴させる。

乱世を生き抜くバディとなった二人は、歴史のなかに埋もれた平家たちの物語を歌い舞い踊っていく。都の人々を熱狂させる型破りな彼らのパフォーマンスは、ついに時の将軍、足利義満の耳にも入り、二人は一世一代の大舞台に立つことに。犬王が意味深に語る「最後の舞台になるかもしれない」という言葉の意味とは…?


また、アヴちゃんや森山未來、湯浅政明監督らが登壇する先行上映会のチケットの一般販売が、4月29日(金)10時よりスタート。また、本作を映画鑑賞料金1,100円(一般・大学生)で利用できる「auスマートパスプレミアム」会員特典も実施予定。ぜひ劇場で巻き起こる“白熱と狂騒”をその目で確かめていただきたい。

文/山崎伸子

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