弓道スタイルで胸元が露わに…“国宝級イケメン”松村北斗の活躍を振り返る
クールだけど友情に厚い百目鬼のギャップも体現!
そんな松村が出演する『ホリック xxxHOLiC』は、カリスマ的な人気を誇る創作集団、CLAMPのベストセラーコミックを、写真家でもある映画監督の蜷川実花が実写映画化したダークファンタジー。神木隆之介と柴咲コウがW主演し、人間の闇に寄り憑く“アヤカシ”を視ることのできる高校生、四月一日(わたぬき)と、対価を支払えばどんな願いも叶える神出鬼没なミセ(店)の女店主、壱原侑子を演じる。侑子のミセを手伝うことになった四月一日に、アヤカシの魔の手が迫るというストーリーで、蜷川特有の極彩色に彩られた奇々怪々の世界観と、女性キャラクターたちが纏う妖艶な衣装の数々がスクリーンに映える一作だ。
松村が演じるのは、弓道を心得る寺の息子、百目鬼(どうめき)静。口数が少なく古風な性格の高校生だが、実は“友だち想い”という原作でも人気の高いキャラクターだ。百目鬼は、アヤカシに怯える孤独な四月一日にさりげなく寄り添い、友情を育んでいく。
なんといっても見どころは、袴姿の百目鬼が桜の舞い散る境内で披露する厄払いの弓神事。胸元をはだけさせて弓を引く百目鬼の、真剣な眼差しと引き締まった腕に目が釘付けになってしまう。役作りのために松村は、弓の稽古をストイックに取り組んだそうで、その成果は劇中での堂々とした立ち居振る舞いからも感じられる。このほか、普段とはひと味違った低い声色や、ケガを負ったある登場人物をお姫様抱っこする様など、今作ならではの松村の姿に思わずドキっとさせられるはず。
見た目が美しく、クールだけど友情に厚い百目鬼。そういったギャップのあるキャラクターを演じるにあたり、過去作での活躍を見ても松村の配役はぴったりと言えるだろう。監督の蜷川もその類まれな存在感を絶賛しており、「超絶格好いいし、お芝居もできるのに、いつも『大丈夫でしたか?』って聞きに来る。なんの問題もないのに、毎回反省して帰っていく、とても謙虚な人です(笑)」とコメント。松村の芝居への実直な姿勢が伝わってくる。
作品によって様々な顔を見せ、今後も要注目な松村北斗。セクシーなオーラが全開となった『ホリック xxxHOLiC』で、新たな魅力を確かめてみてほしい!
文/サンクレイオ翼