池田エライザがヒロイン!田中圭出演『ハウ』追加キャスト14名解禁&ナレーションは石田ゆり子
『ゼロの焦点』(09)、『のぼうの城』(12)の犬童一心監督と『ナミヤ雑貨店の奇蹟』(17)の脚本家である斉藤ひろしの初タッグとなる『ハウ』(8月19日公開)。田中圭が主人公を演じる同作の追加キャストが解禁され、あわせてナレーションを石田ゆり子が務めることがわかった。
本作は、ワンと鳴けない犬“ハウ”とちょっぴり気弱な青年である民夫の絆を描く物語。婚約者にあっさりフラれ、人生最悪な時を迎え途方に暮れる赤西民夫を田中、そして民夫の相棒となるハウを『クイール』(03)ほか名だたる犬映画のドックトレーナーを担当した宮忠臣から本格トレーニングを受けた、俳優犬のベックが演じる。
このたび解禁された追加キャストは総勢14名。ハウと離れ離れになり、落ち込む民夫にそっと寄り添うヒロインの桃子に池田エライザが扮する。池田は田中との共演について、「本当に素直にお芝居される方だなと思いました。田中圭さんのお芝居に影響を受けて、ただただ本番中の世界や、民夫さんに共感して、というような感じでした」と撮影を振り返った。
そして民夫がハウと出会うきっかけをつくった鍋島夫妻に野間口徹と渡辺真起子が扮するほか、離れ離れになったハウが民夫に会いたい気持ちで走る道中で出会う人々役として、震災の風評被害に心を痛める女子中学生の麻衣を長澤樹、深刻なDV被害で修道院のシェルターに保護されためぐみを個性派女優のモトーラ世理奈、愛する夫を亡くし、ひとりで傘屋を営む老女の志津とその夫を石橋蓮司と宮本信子らが熱演するほか、深川麻衣、田中要次、利重剛、伊勢志摩、市川実和子、田畑智子ら豪華俳優陣が集結した。
また、犬童監督の熱烈オファーに応えて参加が決定した石田。本作のナレーションとして、ハウが民夫をはじめ、たくさんの人たちと出会っていくストーリーを慈愛のこもった温かく優しい声で包み込んでいる。
犬童監督は「今回の作品には、この物語をひとつの寓話として読み聞かせるようなナレーションを加えました。その声は、全てを俯瞰的に見渡す存在。日々の中で動物の存在をしっかり見つめ、その意義を知り、愛を持って語れる人にお願いしたく思いました。すぐに石田ゆり子さんが浮かびました」とコメント。さらに小池賢太郎プロデューサーは、「この映画に出演された役者の方々が撮影時にハウと接することで、自然と溢れ出た優しい気持ちの数々が、この映画全体の愛おしい空気感を作っているのだなとあらためて感じております」と本作の魅力を語っている。
温かくも優しい雰囲気に彩られた『ハウ』。観れば力が湧いてくる至福の感動作に期待しよう。