山田涼介らキャスト陣よりコメントが到着!『鋼の錬金術師 完結編』若い姿の“お父様”など新場面写真も解禁

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山田涼介らキャスト陣よりコメントが到着!『鋼の錬金術師 完結編』若い姿の“お父様”など新場面写真も解禁

鋼の錬金術師 完結編 復讐者スカー』が5月20日に公開され、『鋼の錬金術師 完結編 最後の錬成』の公開も6月24日に迫り、いよいよ完結を迎える実写版「鋼の錬金術師」。このたび山田涼介、渡邊圭祐、寺田心らのコメントと、新たな場面写真が到着した。

山田涼介が主人公とラスボスの両方を熱演。同じシーンで対立するキャラを演じる難しさを語った。
山田涼介が主人公とラスボスの両方を熱演。同じシーンで対立するキャラを演じる難しさを語った。[c]2022 荒川弘/SQUARE ENIX [c]2022 映画「鋼の錬金術師 2&3」製作委員会

2001年に連載が開始されベストセラーとなったダークファンタジー漫画「鋼の錬金術師」の最終章を、連載開始20周年新プロジェクトとして二部作で映画化する本作。エドとアル、兄弟の物語の最終章が原作のままに映像化されており、第一部の『復讐者スカー』では国家錬金術師の抹殺を誓う男スカー(新田真剣佑)との対決、『最後の錬成』では国家を揺るがす巨大な陰謀が描かれる。主人公の国家錬金術師エドワード・エルリックをHey! Say! JUMPの山田涼介が務め、本田翼、ディーン・フジオカ、蓮佛美沙子、本郷奏多らが前作から続投。さらに新キャストとして内野聖陽や新田真剣佑、舘ひろし、渡邊圭祐、黒島結菜、山本耕史、栗山千明、山田裕貴らが出演する。

主人公とラスボスの両方を演じた山田は「苦痛や怒りの表情を完全に一人で演じていたので、想像力を働かせる上で普段使わない部分の頭を使っていました」と同じシーンの中で対立するという難しい撮影に対する苦労を明かした。現場の座長という役割もこなした撮影に関して「やっぱり楽しかったなと思います!正直つらくてキツイ部分もありましたが、この現場に来ると楽しいって思いますし、スタッフ皆で一つの方向に向いているのが凄く伝わってきました」とコメント。また「あのクライマックスのバトルシーンがどういう風に、どんなクオリティーで再現されているのか、楽しみにしていただきたいです」と原作ファンに向けてもコメントを残した。

“強欲”のホムンクルス、グリードと共生状態にある東の大国シンの皇子リン・ヤオを演じた渡邊は、原作人気キャラを演じるにあたって「飄々とした雰囲気を出しつつ、王子なので気品と自信に満ちあふれているという部分を大切に演じました。ちょっと情けなさや頼りない所もあるキャラクターなので、そういった彼ならではの個性も垣間見えるようにという監督にも最初言われた部分を重要なポイントとして意識していました」と役作りに関してコメント。また、「リンの立ち姿は常に胸を張って背筋をピンとする事を意識していたんですが、グリードは逆にモノの見方が下から入る感じで圧倒的な獣感を意識しました」と2つの人格を演じわけたことを明かした。

また、表向きには大総統の一人息子セリム・ブラッドレイだが、“傲慢”を司る始まりのホムンクルスという正体を持つプライドを演じた寺田は、可愛らしいセリムと、凶悪なプライドを演じ分ける上で「特に声の高低差を意識しました。セリムの時はかわいらしく、プライドの時は傲慢にしました」とコメント。主演の山田は「ダークな寺田心くんは、なかなか見られないと思うんですよ。そういう意味でも一緒に演じていて面白かったです。心くんのなかで一生懸命に解釈して演じている、その姿に感銘を受けました」と寺田の演技を絶賛している。

今回新たなに解禁された場面写真では、山田涼介、渡邊圭祐、寺田心らが演じるキャラクターの表情がそれぞれ切り取られている。さらに、本作の入場者特典として『復讐者スカー』に引き続いて二週連続で原作者、荒川による描き下ろしスペシャルイラストカードが配布されることもわかった。荒川自身も撮影現場を訪れており「撮影風景がとても面白かったので、原作絵で楽しい感じのイラストを描きたいと思い、このイラストを描かせていただきました」と特典のイラストにコメントを寄せた。


それぞれ複数の人格を演じ分けたキャスト陣の演技はどのようなものなのか?また、山田が自信を見せるクライマックスのバトルシーンとは?ぜひ、劇場に足を運び、荒川描き下ろしのイラストを手に本作を楽しみたい。

文/鈴木レイヤ

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