レジェンダリー・モンスターバース最新作に出演する日本人俳優は?『DUNE/デューン 砂の惑星』『ゴジラvsコング』続編の米公開日も発表
ワーナー・ブラザースが2023年に計画している大作映画2本の北米劇場公開日の変更が発表された。『DUNE/デューン 砂の惑星』(20)の続編となる『パート2』は、2023年10月20日の劇場公開予定が、11月17日に。この日は、「ハンガー・ゲーム」シリーズの前日譚となる『The Ballad of Songbirds and Snakes』の公開も予定されていて、スクリーン占有やチケット売上での激戦が予想される。
ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督による壮大な叙述詩映画『DUNE/デューン 砂の惑星』の続編には、4名の追加キャストが発表されている。皇帝シャダム4世役にクリストファー・ウォーケン、シャダム4世の娘で、小説版の語り部でもあるイルーラン王女役に、『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』(19)のフローレンス・ピュー。ハルコネン男爵(ステラン・スカルスガルド)の甥フェイド・ラウサ役に、『エルヴィス』(公開中)の熱演も記憶に新しい新鋭オースティン・バトラーが起用されたことも大きなニュースになった。
そして、レディ・ジェシカ(レベッカ・ファーガソン)と共に女性集団ベネ・ゲセリットのメンバーを務めるマーゴット役にレア・セドゥが抜擢。『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』(20)や『フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊』(21)など大作からアート系映画まで幅広い活躍を見せるセドゥの参加は、映画ファンにとってうれしいニュースだった。
『DUNE/デューン 砂の惑星』同様に、ワーナー・ブラザースとレジェンダリー・ピクチャーズが共同制作する『ゴジラvsコング』(20)続編の北米公開日は、2024年3月15日と発表された。同時に、レジェンダリー・ピクチャーズとApple TV+がタッグを組んでモンスター・バースを引き継ぐテレビシリーズ版ゴジラ(タイトル未定)の新キャスト5人が発表された。
『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』(20)、ドラマシリーズ「Pachinko パチンコ」での活躍も記憶に新しい澤井杏奈、DC映画『The Flash』でアイリス・ウエスト役を演じるキアシー・クレモンズ、ケイト・ウィンスレット主演のドラマシリーズ「メア・オブ・イーストタウン ある殺人事件の真実」のジョー・ティペット、そしてドラマシリーズ「ヴェルサイユ」の出演で知られている、フランス出身のエリサ・ラソウスキー。渡部篤郎とRIKACOの次男、渡部蓮もキャストの1人として名を連ねている。
サンフランシスコを舞台にした新しいモンスターバースは、レジェンダリーテレビジョンが制作、クリス・ブラック(「スター・トレック/エンタープライズ」)とマット・フラクション(「ホークアイ」)がショーランナーを務め、第一話、第二話は「ワンダヴィジョン」のマット・シャンクマンが監督を務めることが発表されている。2014年の『GODZILLA ゴジラ』に始まり、2017年の『キングコング:髑髏島の巨神』、2019年の『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』、そして2020年の『ゴジラvsコング』と連なる、レジェンダリー・モンスターバースの最新作となる。配信日は未定だが、フレッシュなキャストが揃った新しいモンスターバースに期待したい。
文/平井伊都子