道枝駿佑&福本莉子W主演作『セカコイ』は共演経験を生かし、初日からアドリブシーンを撮影!
道枝駿佑(なにわ男子)×福本莉子のW主演映画『今夜、世界からこの恋が消えても』(7月29日公開)の大ヒットを祈願した<七夕願いごとイベント>が6日、八芳園にて開催。フレッシュな浴衣姿で登壇した道枝&福本が、願いを込めた短冊を飾りつけた。
緑あふれる庭園を歩きながら登場した道枝と福本。ドラマ「消えた初恋」でクラスメイトを演じた2人は、トークイベントでも息ぴったり。道枝は「共演経験のある福本さんとまたご一緒できると聞いて、ご縁を感じました」と笑顔を浮べ、福本について「とてもサバサバしている印象があります。明るくて天真爛漫な方で、クランクイン前後でもその印象は変わらなかったです」と振り返った。福本も「最初に会った時から印象は変わりません。まっすぐで、誰にでも優しい人。原作を読みながら、透くんは道枝くんそっくりだと感じたので、スッと入ってくる感覚がありました」と語った。クランクイン前から信頼感があったという2人は、前回共演のドラマの現場でも映画の撮影を一緒に頑張ろうと、励まし合っていたという。福本がクランクイン初日にアドリブでの撮影があったと明かすと、道枝が「僕たち2人に共演経験があったから、初日からアドリブシーンを入れたそうです。スタッフさんの信頼を得られた感じがして、すごくうれしかったです」と振り返った。
撮影が進むにつれてどんどん仲良くなっていったという2人だが、福本は1つだけ気になっていたことがあるという。「私のほうがちょっぴり年上なのですが、本読みの時に、道枝くんがずっと敬語で話しかけてきて。三木監督から『同級生の役だから敬語はやめるように』と言われたにもかかわらず、ずっと変わらなくて(笑)」と明かした福本。本編の撮影終わりでのポスターの撮影の際にずっと敬語だったことを指摘すると道枝が「いまからタメ口にします!」と宣言。しかし、その宣言も敬語だったと振り返った福本は「しかも、もう撮影終わるのに、いま?」と道枝のタイミングに思わず笑ってしまったことを明かしていた。「切り替えるタイミングを失ってしまって…、ちょっと後悔しています」と残念そうに話した道枝は「いまは、お互いタメ口です」とニコニコ。すかさず福本が「でも撮影中はクラスメイトの役なのにずっと敬語。逆ちゃう?」と思わず関西弁で指摘し、笑いを誘っていた。
福本演じる真織は、眠りにつくと記憶を失う「前向性健忘」を患っている。イベントでは記憶がテーマである本作にちなみ、“人生で忘れられない記憶”を明かす場面も。道枝は1年前の横浜アリーナでの「なにわ男子デビュー発表」、福本は「『東宝シンデレラ』オーディションのグランプリ発表」とそれぞれが“人生が変わった瞬間”を挙げたが、2人とも強烈な出来事だったにも関わらず、詳細は覚えてないと笑い合う。道枝は「泣きすぎて、実は記憶がないんです」と語り、福本は「びっくりしたし、この先どうなるんだろうという不安が大きかったです」と話すも、2人とも映像で当時の状況を確認したという共通点を明かしていた。本作が10代を締めくくる作品になったと語った道枝は、様々な縁が重なった映画であるとし「ターニングポイントになる作品に巡り会えました」と満足の表情を浮かべ、福本も「撮影する前から、自分の代表作になるんじゃないかと感じていました。三木監督をはじめとするスタッフみなさんの気合を感じたし、期待に応えられるようにという思いでした」と作品への想いを明かした。
フォトセッションでは、七夕にちなみ、それぞれの願いを込めた短冊を飾りつける演出も。強い風が吹くなか、道枝は福本が短冊を飾りやすいように、笹を抑えるなど優しくフォロー。短冊を飾り終えると、2人で手を合わせ「願いが叶いますように」としっかりとお願いし、イベントを締めくくった。
取材・文/タナカシノブ