『この子は邪悪』本予告&本ビジュアルが解禁!主題歌はゲスの極み乙女の書き下ろしの「悪魔のおまけ」
南沙良、なにわ男子の大西流星出演の『この子は邪悪』(9月1日公開)の本予告&本ビジュアルが解禁され、あわせてゲスの極み乙女が書き下ろした「悪夢のおまけ」が主題歌に決定した。
本作は『嘘を愛する女』(18)や『哀愁しんでれら』(21)ほか、良質なオリジナル作品を輩出してきた企画コンテスト「TSUTAYA CREATORS' PROGRAM FILM 2017」の準グランプリ作品の映画化。世界三大ファンタスティック映画祭の1つである第42回ポルト国際映画祭では、ファンタジー部門で審査員スペシャルメンションを獲得している。
南は、主人公である心に傷を負った少女の窪花役を、また大西は主人公の幼馴染で心を通わせる少年として四井純役を演じている。ほかに、桜井ユキ、玉木宏が共演し、脚本家として『町田くんの世界』(19)、『ノイズ』(22)を手掛けた片岡翔が監督と脚本を務める。
本予告は5年前の夏、家族4人で遊園地に行った帰り道に不慮の事故に遭うシーンから始まる。植物状態から目を覚ました母、繭子(桜井)を父、司朗(玉木)が連れて帰ってくるが、心に傷を負った花は母に対し奇妙な違和感を抱く。幼馴染の少年、純にそのことを伝えると、“あの人、お母さんのふりをしているんじゃない?”と応える。さらに純は花の父や妹にも不信感を持つことを告げていき、不穏な空気を感じさせる映像に仕上がっている。
本ビジュアルは“ありえない”というキャッチコピーとともに、驚く花が大きく写しだされており、無邪気な笑顔の純、不安な表情の繭子、怪し気な表情の司朗の他に、古ぼけた心理療法室と、その前に佇む白いマスクでウサギのぬいぐるみを持つ月なと、不気味な印象のデザインとなっている。
また、主題歌はゲスの極み乙女が書き下ろした「悪夢のおまけ」に決定し、ボーカル、ギターの川谷絵音は、「ゲスの極み乙女では“泣きながら踊る”をテーマに曲を書いてきましたが、今回は“壊れながら踊る”が根本にあります。それは映画を見ればわかります。新しい「ゲスの極み乙女」と『この子は邪悪』、期待してください」とコメントを寄せている。
母は別人なのか?父が催眠状態に?妹は死亡?と次々と疑問符が頭をもたげる謎解きサスペンスとなっている本作。予測不可能なストーリー展開に期待したい。
文/入江奈々