「怒濤の映像体験!」「ワンダに号泣」…『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』が“衝撃作”とされる理由をファンの声から考察する - 2ページ目|最新の映画ニュースならMOVIE WALKER PRESS
「怒濤の映像体験!」「ワンダに号泣」…『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』が“衝撃作”とされる理由をファンの声から考察する

コラム

「怒濤の映像体験!」「ワンダに号泣」…『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』が“衝撃作”とされる理由をファンの声から考察する

マルチバースのアイデアがもたらすストーリー展開と映像表現

マルチバースならではの、他作品とのクロスオーバーも大きな見どころだ
マルチバースならではの、他作品とのクロスオーバーも大きな見どころだ[c] 2022 MARVEL

そんな本作の物語をおさらいしておきたい。『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』(22)で、ドクター・ストレンジが禁断の呪文を使い、“マルチバース”と呼ばれる並行世界への扉を開いてしまってから数か月。謎の少女を巨大怪物から守り致命傷を負う夢を見て目を覚ましたストレンジは、その日、かつての恋人クリスティーン(レイチェル・マクアダムス)の結婚式を訪れたところ、夢で見た少女が怪物に襲われている事態に遭遇する。

アメリカ・チャベス(ソーチー・ゴメス)と名乗る少女の話から、昨日の夢がマルチバースの別次元での出来事だと理解したストレンジは、マルチバースの知識が豊富なワンダ・マキシモフ(エリザベス・オルセン)のもとを訪れる。しかし、ワンダはチャベスの持つ次元移動能力をねらっており、ストレンジは最強の魔女から逃れるため、チャベスと共にあらゆる次元を旅していくことになる。

スカーレット・ウィッチから逃れるため、数々の次元をストレンジとチャベスは旅するのだが…
スカーレット・ウィッチから逃れるため、数々の次元をストレンジとチャベスは旅するのだが…[c] 2022 MARVEL

「MCUはとても細かく作り込んでいろいろな伏線を様々な形で回収してくれるので、マルチバースには期待しかありません!」(30代・女性)
「マルチバースが本格導入されたことで、物語の幅が無限の彼方まで拡がっている」(40代・男性)


これらの言葉が並んでいるように、本作の最大の見どころといえば、多元宇宙、パラレルワールドとも言い換えられるマルチバースのアイデアがもたらすおもしろさだろう。

様々な手法を使った映像で表現したマルチバースの世界は圧巻!
様々な手法を使った映像で表現したマルチバースの世界は圧巻![c] 2022 MARVEL

例えば、「マルチバースを連続移動するシーンの映像がすごかった」(30代・男性)というコメントにあるように、次元の壁を超えていく様子を、実写からアニメショーンまで様々なタッチの映像を用いて表現。複雑な世界観を視覚的にわかりやすくかつユーモラスに描いている。

ほかにもマルチバースならではの展開が次々と繰り広げられ、チャベスを守ろうとするポニーテールが印象的な“ディフェンダー・ストレンジ”、地球を救った英雄として銅像が建てられている“スプリーム・ストレンジ”など、次元によって異なるバージョンのストレンジが登場する。

なかでも、亡くなったディフェンダー・ストレンジの遺体を甦らせた“デッド・ストレンジ”はインパクト大。「ゾンビみたいなストレンジが甦るシーンに爆笑しちゃいました!」(50代・女性)と印象に残ったシーンとして挙げている人も多かった。

さらに映画終盤に登場する邪悪な雰囲気の“シニスター・ストレンジ”とのバトルもユニーク。特に音楽に合わせて魔術で音符を飛ばし合う戦いはユーモラスかつ幻想的で、まさに『ドクター・ストレンジ』らしいひと幕。「音楽に合わせた映像、楽譜の音符を使って攻撃するシーンがとっても好き」(20代・男性)、「音符バトルが、めちゃめちゃ美しくて、カッコよくて、映像も綺麗でもう本当に最高でした」(20代・男性)など、多くの感想が寄せられていた見せ場の一つだ。


ストレンジVSストレンジなど、マルチバースだからこそ実現した展開も盛り込まれている
ストレンジVSストレンジなど、マルチバースだからこそ実現した展開も盛り込まれている[c] 2022 MARVEL

また、マルチバースを生かした本作最大のサプライズが、“イルミナティ”と呼ばれる別次元のアベンジャーズ的ヒーローチームの存在だ。「X-MEN」のプロフェッサーXことチャールズ・エグゼビア、「ファンタスティック・フォー」のミスター・ファンタスティックらの登場には、「いままでたくさんのマーベル映画を観てきたのでとても驚いた」(20代・男性)、「これまでもMCU外のマーベル映画との関連を示唆する描写はあったが、ついにプロフェッサーXが登場したのは非常に印象深い。必ずしも、我々の知るX-MENのプロフェッサーではなくとも、どこかでつながっているのではないかと感じさせてくれた」(20代・その他)とファンにとって感慨深い瞬間になったようだ。

■『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』MovieNEX
8月5日(金)発売
価格:4,950円(税込)
ウォルト・ディズニー・ジャパン

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