大ゴトすぎて諦めムード!?異色のヒーロー『シャザム!~神々の怒り~』今冬公開決定&特報映像解禁
『THE BATMAN−ザ・バットマン−』(22)、『ジョーカー』(19)など数々の大ヒット作を生み出してきたDC最新作『シャザム!~神々の怒り~』が今冬に日本公開が決定。あわせて本作の特報映像が解禁された。
1作目の『シャザム!』(19)は型破りで笑えるヒーロー映画として全世界で約510億円の大ヒットを記録。「シャザム!」と唱えるとスーパーヒーロー・シャザムに変身できる孤児の少年ビリーが描かれている。本作では大人の事情を理解できない“見た目はオトナ、中身はコドモ”の半人前ヒーローのシャザムが、神々を怒らせて騒動を巻き起こす。復讐に燃える“神の娘たち”が巨大モンスターを引き連れて地球に降臨し、神々の力を宿すシャザムVS神の娘たちという神様だらけの最強バトルが開幕する。
主人公シャザム役のザッカリー・リーヴァイ、ビリー役のアッシャー・エンジェル、フレディ役のジャック・ディラン・グレイザーら前作からの主要キャストが続投。さらに、アトラスの娘へスペラを『クィーン』(06)のアカデミー賞女優ヘレン・ミレン、カリプソを『キル・ビル』(03)のルーシー・リューが演じ、『ウエスト・サイド・ストーリー』(21)でゴールデングローブ賞主演女優賞を受賞したレイチェル・ゼグラーもキャストに名を連ねる。監督は前作に引き続きデイビッド・F・サンドバーグが務める。
去る7月23日にアメリカで開催されたサンディエゴ・コミコン2022にて本作の特報映像が公開。特報はビリーがシャザムの姿に変身したまま小児科医に向かって、バットマンやアクアマン、フラッシュなどのほかのDCヒーローと自分を比較して自分がヒーローとして未熟だという悩みを告白するシーンから始まる。そして、襲い来る神の娘たちに家族の力で立ち向かおうとし、やがて街を破壊する巨大なドラゴンには自分の無力さを嘆く。ザッカリー監督は「超人的な力をどう使いこなすかということだけでなく、スーパーヒーローとしての自分と普段の自分という2つのアイデンティティの間でどう折り合いをつけるか、という問題に直面する。そんな展開は、皆が共感できる、興味深くて、より現実的な側面をシャザムという物語のアークに与えてくれていると思う」と主人公のビリーが思春期ならではの悩みを抱える様子も作品の重要なポイントとなることを語っている。
シャザムは一体どんなことをやらかして神の逆鱗に触れてしまったのか?はたして彼の運命は?続報を楽しみに待ちたい。
文/入江奈々