ジョニー・デップの敏腕弁護士、クライアントを守るため控訴へ

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ジョニー・デップの敏腕弁護士、クライアントを守るため控訴へ

ジョニー・デップが、元妻アンバー・ハードが2018年に寄稿した記事について名誉毀損で訴えていた裁判で、6月にジョニーが勝訴。それを受けてアンバー・ハードは先月、裁判所に控訴状を提出した。ジョニー側の行方が注目されていたが、即座に控訴状を提出していたことが明らかになった。

【写真を見る】アンバー・ハードの控訴により、裁判続行となったジョニー・デップ
【写真を見る】アンバー・ハードの控訴により、裁判続行となったジョニー・デップ[c]EVERETT/AFLO

アンバーが控訴状を提出した1週間後に、ジョニーの弁護士カミーユ・ヴァスケスが、米「CBSディス・モーニング」に出演。ゲイル・キングのインタビューで明らかにしたもので、「もし彼女が控訴しなかったら、控訴することはなく気持ちを切り替えて前に進んでいた?」と問われると「それが正当な意見だと思います」と即座に肯定した。しかし、アンバーが敗訴の日に既に控訴を考えていたことは予想通りであったとし、「彼女が控訴するのであれば、クライアント(ジョニー)の利益を守る必要がある」として、アンバーの控訴から24時間以内に控訴したことも明らかにしている。

6月にはジョニーが勝訴し、ファンたちも大喜びだったが…
6月にはジョニーが勝訴し、ファンたちも大喜びだったが…[c]EVERETT/AFLO

また弁護士のヴァスケスが今回の一件について、「ジョニーはお金のためではなく、双方の癒しとともに、前に進むことを望んでいる」と主張している点について、ゲイルが「両者が法廷で争いながら、どうやって癒され、前に進めるのか」と問うと、「これは極めて標準的な法的手続きなのですが、裁判所が、私たちが正しいと考える評決を支持し、双方が前に進むべきであることを認めてくれると期待を寄せています」と語っており、前に進むためにも不当な控訴には、断固として立ち向かう意思を示している。


評決では、ジョニーが勝訴し、アンバーに対してジョニーに1035万ドル(約13億7600万円)の損害賠償金を支払うように命じた一方で、逆提訴していたアンバーも一部で勝訴し、裁判所はジョニーに対してアンバーに200万ドル(約2億6600万円)の賠償金を支払うように命じた。アンバーは差額の835万ドル(11億1000万円)を支払うことになるが、アンバーの弁護士が認めたように、アンバーには支払い能力がないうえに「TODAY」などのインタビューで、「SNSに流れた自分へのネガティブな意見に陪審員が影響されてジョニーに肩入れをした」などと語っていた。今回のアンバーの控訴を受け、ジョニーは、アンバーに対して200万ドル(約2億6600万円)の賠償金を支払うことへの判決に異議を申し立てている。

二人は『ラム・ダイアリー』で共演後、2015年に結婚したが翌年に離婚した
二人は『ラム・ダイアリー』で共演後、2015年に結婚したが翌年に離婚した[c]EVERETT/AFLO

ジョニーの勝訴を受け、敏腕弁護士のヴァスケスは一躍スターに。「TMZ」などによれば、ハリウッド最強の弁護士としてその名を知らしめただけでなく、メディア、大手弁護士事務所、ハリウッドなどさまざまな分野から熱視線を浴びている。また知性だけでなく、温かみのある人柄と情熱でジョニーの人生を取り戻しただけでなく、ニューヨークに向かうフライトでは、機内で急患を助けるなど、 “ワンダー・ウーマン”と称賛されている。

文/JUNKO

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