ペットインフルエンサーと愛犬家編集部員が『ハウ』を語ってみた!「これまでの犬映画と違う」「現実感も突き付けられる」

インタビュー

ペットインフルエンサーと愛犬家編集部員が『ハウ』を語ってみた!「これまでの犬映画と違う」「現実感も突き付けられる」

「民夫は、誰よりもワンちゃんの想いを知っているからこそ、“優しさ”に全振りしたあの選択ができた」(ちゃちゃパパ)

戸惑いながらも、どこかハウに惹かれた民夫は一緒に暮らすことを決める
戸惑いながらも、どこかハウに惹かれた民夫は一緒に暮らすことを決める[c]2022「ハウ」製作委員会

――ネタバレになってしまうので、詳しくは言えないですが、ラストで民夫が下す“優しすぎる選択”についてはどう思われますか?

別所「私だったら、難しい…」

ちゃちゃパパ「あれがベストな選択だったのかも含め、観終わったあとも引きずってしまうくらい考えさせられました」

ちゃちゃママ「同じような選択を自分ができるかと聞かれたら、やっぱり絶対にできないと思います。でも、考えさせられるという意味も込め、あの選択肢もありかもしれません。みんなが前を向いていけるようなラストだと感じました」

黄「いろんな想いがよぎって、胸が締め付けられるようでした」

ちゃちゃパパ「ただ民夫は、誰よりもワンちゃんの想いを知っているからこそ、“優しさ”に全振りしたあの選択ができたんでしょうね。それは極端とも思えるけれど、ある意味とても映画的だな、と感じました」


うれしさのあまり、民夫を押し倒す勢いで飛びつくハウ
うれしさのあまり、民夫を押し倒す勢いで飛びつくハウ[c]2022「ハウ」製作委員会

――最後に、この作品をどんな人におススメしたいですか?

ちゃちゃパパ&ママ「犬好きの視点でお話しましたが、もちろん、犬を飼っていない人も楽しめる作品だと思います。“ワンちゃんあるある”のおもしろさもありつつ、そこが主軸ではないというか。犬を見るためだけの映画ではない、ということは強調したいですね」

黄「犬が持つ癒しの力や飼い主との絆だけではなく、人間と動物の温かい関係性を、とても感じてもらえると思います。また、私は初めての犬を飼い始めたばかりで、いつか“お別れの時”が来ることを覚悟しているつもりではいたのですが、この映画を通して改めて、“心の準備”をさせられた気がします」

別所「ただの犬映画だと思って敬遠したらもったいない。愛犬と一緒に過ごす時間の大切さだけでなく、お別れのための準備についても考えさせられますし、犬を飼う覚悟的なことから保護犬活動について、いろいろと知るきっかけにもなる。飼っている人もそうでない人も、とても学びがある映画だと思います」

取材・文/折田千鶴子

■ちゃちゃまる
2021年5月9日生まれのマルプー(マルチーズとプードルのミックス)の女の子。Instagramでフォロワー数12.5万人(8月12日現在)を誇るインフルエンサー犬。
Instagramアカウント:@chacha_marupoo


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