宮本信子、モトーラ世理奈らが語る、天才俳優犬と紡いだ絆…SNSで話題の“優しすぎる結末”に涙|最新の映画ニュースならMOVIE WALKER PRESS
宮本信子、モトーラ世理奈らが語る、天才俳優犬と紡いだ絆…SNSで話題の“優しすぎる結末”に涙

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宮本信子、モトーラ世理奈らが語る、天才俳優犬と紡いだ絆…SNSで話題の“優しすぎる結末”に涙

田中圭演じるちょっぴり気弱な主人公の民夫と、俳優犬のベックが演じる「ワン」と鳴けない保護犬ハウの絆を描く感動作『ハウ』(公開中)は、民夫と離れ離れになってしまったハウが旅先で出会う人々との心温まるドラマも見どころの一つ。そこで本稿では、ハウと出会う人々を演じたキャストと俳優犬ベックの絆が感じられる撮影エピソードを紹介していこう。

『ハウ』は公開中!
『ハウ』は公開中![c] 2022「ハウ」製作委員会

婚約者にフラれて人生最悪の時を迎えていた市役所職員の赤西民夫は、上司の勧めで真っ白な大型の保護犬を飼うことに。鳴き声を出せないその犬に“ハウ”と名前を付け絆を深めていく民夫。ところがある日、ハウは民夫の前からいなくなってしまう。あらゆる手を尽くしてハウを捜す民夫だったが、無情にも、ハウに似た白い大型犬が事故死したという一報が届けられ、すっかり気を落としてしまう。しかし遠く離れた地で生きていたハウは、もう一度民夫に会いたいという一心で、798kmにもおよぶ長い旅を始める。

期待の新進女優・長澤樹がベックとダンス!

福島県でハウが出会うのは、心に傷を抱えた女子中学生の麻衣
福島県でハウが出会うのは、心に傷を抱えた女子中学生の麻衣[c] 2022「ハウ」製作委員会

福島県を訪れたハウが出会うのは、帰宅困難地域出身の女子中学生、朝倉麻衣(長澤樹)。ある理由から通学電車に乗れず、駅に佇んでいた彼女にそっと近付いたハウは、彼女の目を見つめ、彼女が動くと静かに後をついていく。なぜか自分のもとからちっとも離れようとせず、優しく寄り添ってくれるハウの姿に心を動かされた麻衣は、決意を固めて電車に乗り込むことに。

クランクイン前からベックとの絆を深めていったという深澤
クランクイン前からベックとの絆を深めていったという深澤[c] 2022「ハウ」製作委員会

麻衣役を演じたのは、ドラマやCMなどでめざましい活躍を見せる新進女優の長澤。これまで祖母の家などで犬と触れ合ってきたという長澤だが、大型犬と触れ合うのは今回が初めて。駅のホームで披露する、俳優犬ベックとの息の合ったダンスシーンに挑むにあたり、長澤はクランクイン前からベックのもとへ通って仲を深めたという。本作のイベントに登壇した際に長澤は「ハウがベックでよかった。会うと悩みや不安なことが一気に吹き飛ぶくらい、優しくて輝いている存在」とコメント。そんな両者の絆の深さが感じられるダンスシーンは必見だ。

大女優・宮本信子も虜にするベックの魅力とは

俳優犬ベックと紡ぐ絆が『ハウ』の感動を後押し
俳優犬ベックと紡ぐ絆が『ハウ』の感動を後押し[c] 2022「ハウ」製作委員会

麻衣のもとを離れ、再び民夫に会うために走りだしたハウがたどり着いたのは、すっかりシャッター街となってしまった古びた商店街。そこで出会うのは、愛する夫を亡くしたあとも、ひとりで傘屋を営んでいる老婦人、関根志津(宮本信子)。孤独を感じている志津に優しく寄り添い、いつもは一人寂しく眠る志津に添い寝をしながら優しく手を重ねる。言葉はなくともハウの温かさに触れることで、志津の心は救われていく。


ベックの名演を絶賛した、日本を代表する女優である宮本
ベックの名演を絶賛した、日本を代表する女優である宮本[c] 2022「ハウ」製作委員会

志津役を演じたのは、大女優の宮本。幼い頃に野良犬に追いかけられたことから犬が苦手だったにもかかわらず、本作の脚本を読みいい作品になると確信し出演を快諾したという。初めは「ベックに会って嫌われたらどうしよう」と不安に思っていた宮本だったが、人懐っこい性格のベックと会ってすぐに考えが変わったとか。撮影の合間にもおやつをあげるなどして絆を深めていったそうで、「本当に人懐っこくて気立のいいすばらしい犬で、芝居も上手」と、その名演ぶりを讃えている。

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