デヴィッド・ロウリー監督作『グリーン・ナイト』特報映像解禁&ステッカー付きムビチケ発売決定
「指輪物語」の作家J・R・R・トールキンが現代英語に翻訳し広く読まれてきた、14世紀の作者不明の叙事詩「サー・ガウェインと緑の騎士」。この原典を、デヴィッド・ロウリー監督が大胆に脚色した『グリーン・ナイト』が11月25日(金)より日本公開が決定。あわせて特報映像が解禁となった。
過酷な自然界へと挑む冒険と幻想的で奇妙な旅を通して、自分の内面へと向き合っていく若者の成長物語を、示唆に富んだ斬新で濃度の高い魅惑的な映像で描きだした本作。アーサー王の甥として恵まれた環境で怠惰な日々を送る主人公サー・ガウェインを演じるのはデヴ・パテル。まだ正式な騎士ではなく未熟でどこか頼りないガウェインが、クリスマスの残酷な“遊び事(ゲーム)”から1年後、未知の世界へと挑んでゆく姿を魅力的に演じる。制作は、『ミッドサマー』(20)や『ライトハウス』(21)などジャンル映画をアートの域まで高めてきたA24。
特報映像は、王座に座るガウェインの首に火が付き、たちまち燃え上がる幻想的ながら衝撃のシーンから始まる。人々に語れる英雄譚をまだ持たない彼が、クリスマスの残酷な遊び事から1年を経て、緑の騎士を探す未知の世界へと挑む“慈悲なき旅”に出る様子をスタイリッシュな映像とともに捉えていく。気が触れた盗賊、彷徨う巨人、城の主人やその妖艶な奥方、旅の相棒となるキツネなど、彼を緑の騎士のもとへと導く様々な者や、旅で遭遇する出来事が次々に映しだされ、映像のラストでは、全身が草木に包まれたような異様な風貌の緑の騎士が、身体を軋ませながら「覚悟はいいか」と斧を手にガウェインに歩み寄る。細部までこだわり抜いた独特かつ壮大な世界観を予感させる描写の数々や、圧倒的な映像美など、映画本編への期待が高まる映像となっている。
あわせて、新場面写真7点も一挙解禁に。クリスマスに馬にまたがりアーサー王の宮殿に姿を現した緑の騎士の全貌、ガウェインの旅立ち、アーサー王の威厳に満ちた姿をはじめ、彼が試練の旅で出会う魅惑的なキャラクターたちを切りだしている。
た、9月9日(金)からは「オリジナルステッカー」付きムビチケ前売券(カード)が、全国の上映劇場窓口、メイジャー通販で販売されることが決定。本国のキャラクター別ビジュアルをもとに制作されるこのステッカーは、ガウェイン、緑の騎士、城で出会う奥方に加えて、本作の公開発表の際に公開を待ちわびていた映画ファンたちから大きな反響があったキツネも含めた4キャラクターがそろっている。
美しく、かつ壮大なダークファンタジー『グリーン・ナイト』。頼りない男だったガウェインは一体どんな成長を遂げていくのか?その行方はぜひ劇場で見届けてほしい。
文/サンクレイオ翼