エリザベス女王の訃報を受け、オスカー女優やボンド俳優らが追悼
現地時間9月6日の午後、イギリスの与党である保守党の新党首になったリズ・トラスが、スコットランドに滞在中のエリザベス女王を訪れ、新首相に任命された。その際に、笑顔のエリザベス女王の写真が英王室のInstagramに投稿されたが、それからわずか2日後の現地時間9月8日、バッキンガム宮殿の広報は、エリザベス女王が亡くなったことを明らかにした。
エリザベス女王の死去を受け、世界中から悲しみの声が寄せられている。かねてから英王室と映画界はつながりが深く、『クィーン』(06)でエリザベス女王を演じ、アカデミー賞主演女優賞を受賞したヘレン・ミレンは、自身のInstagramに女王の若かりし頃のモノクロ写真と共に、「エリザベス女王の時代を誇りに思います。王冠があろうとなかろうと、私たちは、英国貴族の権化であった女性の死を深く悲しんでいます」と哀悼の意を表した。
また、6代目ジェームズ・ボンドことダニエル・クレイグは、『007 カジノ・ロワイヤル』(06)のロンドンプレミアではエリザベス女王に面会し、2012年のロンドンオリンピックでは、バッキンガム宮殿に女王を迎えに行き会場にパラシュートで舞い降りるという、粋な演出で大役を引き受けた。「Express」などによると、「多くの皆さんと同様に、本日のニュースに深い悲しみを感じると共に、私の心はロイヤルファミリー、女王が愛したもの、そして女王を愛したすべての人々と共にあります。彼女は飛びぬけたレガシーを残しました。そして大いに喪失感を感じさせることでしょう」と、女王の死を悼んだと伝えている。
ほかにも、世界各国の政財界からはもちろんのこと、ポール・マッカートニー、ミック・ジャガー、ジェニファー・ガーナー、ウーピー・ゴールドバーグなどがSNSでエリザベス女王の死を悼んでいる。
2021年4月にフィリップ王配を亡くし体調を崩しがちだったエリザベス女王をサポートするため、ウィンザーのアデレード・コテージに転居したウィリアム王子とキャサリン妃、3人の子どもたち。9月7日は新しい学校で新学期を迎えるためのオリエンテーションに出席しており、午前中には5人が笑顔で学校に行く様子が伝えられていた。
文/JUNKO