ポール・ヴァーホーベン監督が描く衝撃の伝記映画『ベネデッタ』2023年2月公開決定!
<監督コメント>
●ポール・ヴァーホーヴェン(監督)
「ベネデッタの物語の独特な性質に惹かれました。17世紀初めにレズビアンの裁判があったこと、裁判の記録や本書のセクシュアリティの描写がとても詳細なことにも感銘を受けました。そしてこの時代、⼥にはなんの価値もなく、男に性的喜びを与え、⼦どもを産むだけの存在とみなされていたにも関わらず、ベネデッタが⼿段はどうあれ、完全に男が⽀配する社会で、才能、幻視、狂⾔、嘘、創造性で登り詰め、本物の権⼒を⼿にした⼥性だったという点です。私の映画の多くは⼥性が中⼼にいます。つまり、ベネデッタは『氷の微笑』、『ショーガール』、『ブラックブック』、『エル ELLE』のヒロインたちの親戚というわけです」
文/富塚沙羅
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