例えるなら不良少年たちの“人間交差点”!キャラ同士の関係性でひも解く「HiGH&LOW THE WORST」の魅力とは?
LDHのHIROが手掛ける映画、音楽、ライブ、マンガ、ゲームなど様々なメディアを越えて展開する一大プロジェクト「HiGH&LOW」シリーズ。同シリーズに登場する“漆黒の凶悪高校”こと鬼邪高校と、不良漫画の金字塔、高橋ヒロシ原作の「クローズ」「WORST」の“殺し屋軍団”鳳仙学園が作品の垣根を越えて熱き戦いを繰り広げたクロスオーバー『HiGH&LOW THE WORST』が2019年に公開され話題となった。あれから約3年を経て再び、現在公開中の『HiGH&LOW THE WORST X』で鬼邪高校と鳳仙学園がスクリーン上で共闘する!
「HiGH&LOW」と「クローズ」「WORST」シリーズの不良高校が胸アツのクロスオーバー!
今回の敵は“血の門”の異名を持つ瀬ノ門工業高校の頭、天下井公平(三山凌輝/BE:FIRST・RYOKI)率いる「三校連」だ。中心人物の天下井は、“公平”という名前に反して「自分は生まれながらにして人の上に立つ人間」と盲信し、ご実家(※天下井は大会社の御曹司)の財力と残虐非道な性格で、周辺高校を支配下にしていく。そんな彼を側で支えるのが、守護神のように圧倒的な喧嘩の強さを見せる幼なじみの須嵜亮(中本悠太/NCT 127・YUTA)。この“進研ゼミ”の不良マンガ講座に載っていそうな「言わなくても関係が察せる」レベルの主従コンビが、傘下に置いた鎌坂高校、江罵羅商業高校とともに、「鬼邪高狩り」計画を画策していた。
一方そのころ、鬼邪高校の頭である花岡楓士雄(川村壱馬/THE RAMPAGE from EXILE TRIBE)は、鈴蘭男子校に単身で乗り込んでいた。もはや説明不要かもしれないが、鈴蘭男子校は「クローズ」「WORST」シリーズの舞台となっている学校で(※鳳仙学園はライバル校的ポジション)、つまり高橋ヒロシ作品世界の“本丸”と呼べる場所と言える。これは原作および映画「クローズZERO」シリーズ、「クローズEXPLODE」のファンには胸アツである。そのバトルの結果、鈴蘭男子校の面々とどのような関係性を築いていくのかは、本編を観てのお楽しみ。ちなみに、「クローズZERO」「クローズEXPLODE」ファンが思わずニッコリしてしまうカメオ出演シーンもあるので、「『ハイロー』あんまり知らないしな~」と思っている方もぜひ劇場に足を運んでほしいところ。