『ローグ・ワン』脚本家が「キャシアン・アンドー」製作秘話を告白!「SW史の重要な瞬間を描く」
『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』(77)に繋がる『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』(16)の時間軸から、さらに遡ること5年前。帝国が支配する暗黒の時代を舞台に、反乱軍として立ち上がる名もなき人々を描く「スター・ウォーズ」のオリジナルドラマシリーズ「キャシアン・アンドー」が、いよいよ9月21日(水)よりディズニープラスにて独占配信となる。このたび、『ローグ・ワン』の脚本家であり、本作では製作総指揮を務めるトニー・ギルロイがその製作秘話を明かした。
本作は、反乱軍の情報将校であり、『ローグ・ワン』でデス・スター破壊のために命がけの戦いをみせたキャシアン・アンドー(ディエゴ・ルナ)の過去と、そこから明かされる「スター・ウォーズ」シリーズに欠かせない“反乱軍”の誕生秘話を描く物語。ギルロイは「『スター・ウォーズ』の歴史のなかで重要な瞬間を描く物語」と本作の重要性を断言する。
持ち前の情報網と頭脳を駆使して反乱軍の目的遂行に尽力する、冷静で組織に忠実なアンドー。反乱軍のヒーローともいえる彼が、その発足に深く関わっていることが描かれることについてギルロイは「このアイデアは(ルーカスフィルムの社長である)キャスリーン・ケネディから提案されました。彼らルーカスフィルムは長いことこれを作ろうとしてきて、いろいろと異なるアプローチを考えてきた」と、本作がルーカスフィルムの積年の希望であったことを振り返る。
その提案を受けて製作に乗り出したギルロイ。「私たちはこのシリーズに3年という歳月をかけました。文字通り子ども時代まで彼の過去を遡り、多くの人に多くのことが起こり、革命が生まれようとしている5年間のなかで、彼がどうなっていくのかを追うことができるのではないか。この革命を生きた1人の例として、彼を最後まで見つめていくのです」と、革命に自身のすべてを捧げたアンドーの人生を描くことで、反乱軍が人々の希望の光になることを語ろうとしたという。
『ローグ・ワン』、そして「スター・ウォーズ」の歴史へとつながる重要な物語を、是非ともその目に焼き付けてほしい。「キャシアン・アンドー」初回は、3話一挙配信。
文/久保田 和馬