岡田准一、『ヘルドッグス』初日に“相棒”坂口健太郎と食事会。MIYAVIは「聞いてなかった…」純白スーツでボヤキ

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岡田准一、『ヘルドッグス』初日に“相棒”坂口健太郎と食事会。MIYAVIは「聞いてなかった…」純白スーツでボヤキ

映画『ヘルドッグス』(公開中)の公開記念舞台挨拶が9月17日、丸の内TOEIにて開催。岡田准一坂口健太郎松岡茉優MIYAVI原田眞人監督が登壇し、岡田は「この劇場に立たせてもらうのはすごく久しぶり」と喜びをかみ締めた。

映画に対する想いを語る岡田准一
映画に対する想いを語る岡田准一

岡田と原田監督のタッグは、『関ヶ原』(17)、『燃えよ剣』(20)に続いて本作で3度目。深町秋生の小説「ヘルドッグス 地獄の犬たち」を原作とし、トラウマを抱え正義も感情も捨てた元警官の兼高(岡田)が、制御不能なサイコボーイの室岡(坂口)と、“狂犬コンビ”として組織を登り詰めていく様を描く。

坂口健太郎は、岡田との食事に大遅刻したことを告白!
坂口健太郎は、岡田との食事に大遅刻したことを告白!

坂口は「昨日、(公開)初日ということで、岡田さんと食事に行ったんですが、大遅刻をしてしまった」と告白。岡田が「Tシャツとサンダルで来たよね」と坂口の服装のラフさを指摘すると、坂口は「現場(の時間)が押してしまって」と打ち明けた。また、ヤクザ組織の会長である十朱を演じたMIYAVIは、岡田と坂口のやりとりを受け、「昨日の食事会、聞いてなかったんですけど…」とぼやき。さらに「今日も僕だけ、ドレスコード聞いてなかった」とダークトーンで揃えた登壇者のなかに一人、自分だけが純白のスーツで登壇している状況を自虐して笑いを誘った。

一人純白のスーツで「ドレスコード聞いてなかった」とぼやくMIYAVI
一人純白のスーツで「ドレスコード聞いてなかった」とぼやくMIYAVI

岡田演じる兼高に対して松岡演じる恵美裏が後ろから飛びつくシーンで、岡田がドギマギしていたと明かされた場面では、岡田が「そりゃドギマギしますよね。僕は割りとおじさんたちとしか共演してないから」とぶっちゃけ。続けて「松岡さん、割りと職人気質で現場にいらっしゃいますよね」と語った。

その真意を岡田は、「男っぽいと言ったら変ですけど、いろいろ(現場で)試されながらぐいぐい来ていただけて、うれしい反面、緊張した」と説明。松岡は「飛びついた時、火を扱っていたシーンだったので『危なくないですか?』って一応お尋ねしたんです。そしたら『僕は頑丈なので大丈夫です』と言ってくださって」と当時の岡田の様子を明かした。

岡田に抱きつくシーンを回顧した松岡茉優、体感は”大木のよう”と語る
岡田に抱きつくシーンを回顧した松岡茉優、体感は”大木のよう”と語る

松岡が「とは言え心配だな、と思いながら飛びついたら、なんか人間に飛びついた感じじゃなくて、大木。揺るがない屋久島の屋久杉のような(感覚)」と続けると、岡田は苦笑。松岡は「好きな人に飛びついちゃった!っていうんじゃなくて、ゴォンって。キュンというよりは、『おぉ…』と思ったのを覚えています。キュンはお芝居で乗っけました」と衝撃の大きさを口にしていた。


劇中で常にゴム手袋をしている役どころだったMIYAVIは「ずっと蒸れていました。そしてちょっと臭う」と回顧。衣装選びの時点では、手袋の素材はゴム以外にもあったというが「さすがにゴム手袋はないだろうなと思って『この布ですよね』って言ったら、監督が『ゴムがいいんじゃない』って。必死に布のほうを推してたんですけど、思いっきり『ゴムでしょ』って」と、原田監督の強い意向で、ゴム手袋をすることになったことを伝えていた。

岡田准一、アイドルとして立ったステージに思いを馳せる
岡田准一、アイドルとして立ったステージに思いを馳せる

イベントの終わりには、観客席を見渡した岡田が「"岡田"とか紙を持ってくださっていることに、“まだある”喜びと共に、"健"って書いてあると懐かしいなと個人的には思ったり。("健"は)坂口くんなんですけど、違う"健"を知っているもので(笑)。あのころの景色を思い出しながらこの場所にいます」と、三宅健を連想させるコメントと共に、かつてアイドルとして立ったステージに想いを馳せていた。

取材・文/山田 健史

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