木村文乃、広瀬アリス、菜々緒ら最強の秘書軍団を支えるのは「ラーメンと干し芋!?」
映画『七人の秘書 THE MOVIE』の初日舞台挨拶が7日、TOHOシネマズ 六本木ヒルズにて開催され、木村文乃、広瀬アリス、菜々緒、シム・ウンギョン、室井滋、江口洋介、田村直己監督が登壇。大島優子もリモートにて参加した。
表の顔は名もなき秘書、しかし裏では「類い稀な潜入スキル」、「極秘情報ネットワークへのアクセス能力」、ときには「秘めた高い身体能力」を駆使し、人知れず弱きものを救う“影の軍団”として活躍する姿を描いたドラマ「七人の秘書」が映画化されスクリーンに登場。舞台挨拶に集合した最強秘書軍団は、本作に欠かせないラーメントークで大盛り上がり。
江口演じる秘書軍団の元締めである萬敬太郎が店主の「ラーメン萬(ばん)」に登場するラーメンをイメージした商品「七人」にちなんだ7種の野菜を使ったコラボ商品のカレーパンが現在、全国のローソンでも発売中ということで、トーク中、カリスマ秘書の千代を演じる木村は何度も商品をおすすめ。作るばかりで食べたことがないという江口に「ぜひ、ローソンへ」と購入を促し、会場の笑いを誘っていた。
天真爛漫秘書、七菜を演じる広瀬はラーメンがあまりにもおいしくて、ドラマの撮影中に3kg太ってしまったことを告白。「ドラマとスペシャルドラマ、映画を並べたら、太っているのがバレるかも(笑)」と茶目っ気たっぷりに明かしていた。武闘派秘書、不二子役の菜々緒は「目の前に出されると、おいしくて食べちゃいます」とニッコリ。ハッカー秘書、四朗役のウンギョンも「撮影でおいしいラーメンを食べられるのがとてもうれしかったです」と現場を振り返っていた。
女性陣の食べ物トークはラーメンだけに止まらず。続いて飛び出したのは変幻自在の家政婦秘書、五月役の室井が現場に差し入れた「干し芋」が超絶においしいという話題へ。「私は、お弁当に入っていたら必ず残すくらい“芋”が好きじゃなくて。だけど、ここにいるみんなが“干し芋”を持ち歩いているのを知り、『芋は太らない』という考え方に変わりました」とコメントした室井。ドラマ出演以来、芋を食べるようになったという室井は「“干し芋”を差し入れしたら、取り合いになるほどよろこんでくれました」と語り、芋を食べても七人の秘書のように美しいスタイルを保てると、来場者にも薦めていた。
番宣やインタビューなどで「メンバーのなかで誰を秘書にしたいのか」と何度も訊かれたという登壇者たち。この日も「いま、秘書にしたい人は?」と質問され、江口は「人生経験豊富で話がおもしろい室井さん」と回答。室井は「いつでも、いいですよ。明日お迎えにあがります」とすっかり秘書のような口調で承諾。そんな室井が選んだのは菜々緒。その理由は美容関係にめちゃくちゃ詳しいからだとし、「私のようなおばちゃんにも、さりげなくいいものを紹介してくれます。この前プレゼントしてもらったシャンプーのおかげで髪がボーボーになりました。これ、ウィッグじゃないんですよ」と美しい髪をアピールする場面もあった。戦略家秘書の三和を演じる大島も秘書は室井にとリクエスト。「なんでも持っているし、咄嗟にいろいろ出してくれます。干し芋もほんとにおいしいし!」と笑顔で撮影を振り返っていた。
そんな大島を秘書にしたいと話したのはウンギョン。その理由は「いつも現場を明るくしてくれます。その姿を見て、見習いたいと思いました」とウンギョンが語ると大島が「なんでもやりますよ!」とやる気満々の仕草を見せ、会場の笑いを誘っていた。菜々緒が秘書にしたいのはずっと変わらず江口だという。「江口さん一筋です!」という菜々緒のコメントに「ずっとそう言ってくれてたよね、ありがとう」と笑顔を浮かべた江口は「菜々緒ちゃんもすごく気遣いのできる人。健康器具とかもプレゼントしてくれて、それがまたすごくいいんですよ」とうれしそうに話していた。
江口を秘書にしたい理由について菜々緒は、女性陣に視線を向け「このメンバーはみんなちょっとおっちょこちょいで、抜けているんです。江口さんは温かい目でみんなを見守ってくれているので安心です。それに、江口さんが隣にいたら、(自分も)しっかりしなきゃって思うから、指名させていただきます!」と力強く語ると、江口は「(ご指名)ありがとうございます」と深々とお辞儀をしていた。
広瀬はウンギョンを指名し「近くにいてくれるだけでいいんです。隣にいてくれるだけで幸せになれるから」とコメント。田村監督を指名した木村は「ドラマから映画まで一貫して、基本私たちのお芝居に『いいね、それ入れちゃおう!』と褒めながら伸ばしてくれました。これが令和の教育なんだと思いました(笑)。これからも、私たちを褒めて伸ばしてください」と笑顔でおねだりしていた。イベントでは、ラーメンどんぶりで鏡開きをする場面も。最強秘書軍団のクールで美しい姿とどんぶりという意外な組み合わせだったが、まさに秘書軍団の密会の場「ラーメン萬」の再現といったビジュアルに、来場者も大盛り上がりだった。
取材・文/タナカシノブ