菊池風磨、「クズ男です」と笑顔!『もっ超』は「自分に向き合うきっかけになる」作品

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菊池風磨、「クズ男です」と笑顔!『もっ超』は「自分に向き合うきっかけになる」作品

映画『もっと超越した所へ。』(公開中)の公開記念舞台挨拶が16日、TOHOシネマズ日比谷にて開催され、前田敦子菊池風磨伊藤万理華オカモトレイジ黒川芽以三浦貴大趣里千葉雄大、根本宗子、山岸聖太監督が登壇した。

8年ぶりの映画出演となった、Sexy Zoneの菊池風磨
8年ぶりの映画出演となった、Sexy Zoneの菊池風磨

原作者の根本が自ら脚本を手がけ、クズ男を引き寄せてしまう4人の女性の恋愛模様と、彼女たちの意地とパワーが引き起こすミラクルを痛快に描く本作。1年前に撮影し、無事に公開を迎えたことに触れ、「この日が来るのを首を長くして待っていました」と微笑んだ前田は、「予告でおもしろそうと言ってくれる方がたくさんいたので、感想を直接聞きたいです!」と思いを明かした。『劇場版 仮面ティーチャー』(14)以来約8年ぶりの映画出演となるSexy Zoneの菊池は「とても楽しい現場でした。映画作りって楽しいなって。今日、こうやってみんなで集まれたのもすごくうれしいです」とニッコリ。MCから「クズ男ぶりが素敵だったと話題です!」と振られ、「クズ男でやらせてもらっています!」と胸を張り、会場は大きな拍手に包まれた。

原作の表紙に載っている「ある時計」を手にイベントに登場
原作の表紙に載っている「ある時計」を手にイベントに登場

映画の反響をSNSやネットのレビューサイトでチェックしているという山岸監督は「気に食わなかったという人も、大絶賛の人もいます。読んでいてすごく楽しいし、ありがたいです。誰が嫌いかランキングなどを見るのがとても楽しいです」と笑みを浮かべ深々とお辞儀し、感謝の気持ちを伝えた。

あざと可愛いボンボン、富役の千葉雄大
あざと可愛いボンボン、富役の千葉雄大

イベントでは登壇者が本作の見どころを端的にアピールすることに。菊池は「相手だけでなく、自分自身にも向き合うきっかけになる」とし、「弱いところを見つめ直して、愛し直せるような作品です」と語ると「これ以上のコメント出ますかね?」と自身の回答に満足の様子で話した。

三浦は「ある意味ホラー」と回答、オカモトレイジはこの日も着用していた“グリルズ”を指差しながら「こんなにグリルズが注目された映画は初めてかも!」とコメント。すると伊藤が「一緒にグリルズ作りに行こうと誘われて行ってきました」と告白し、ステージ上がザワザワ。前田が「グループラインでみんなで行こうって盛り上がってたのに…」としょんぼりすると、菊地がすかさず「(デート)写真撮られちゃえばいいのに!」とニヤリ。少し焦った様子の伊藤が「ほかにも(友達を)誘って行きました」と補足すると、「カモフラまで入れてたのね」と菊池が鋭いツッコミを入れ、会場の笑いを誘っていた。

子役上がり タレント、鈴役を演じる趣里
子役上がり タレント、鈴役を演じる趣里

「鏡みたいな映画」と話した千葉が「みんな、クズ男ランキングなどを話して盛り上がっているけれど、(人のことをクズとばかり言うのではなく)自分のことを見つめ直していただきたいですよね〜」とグッと目を見開き、バキバキの目力で圧をかけるような表情を見せると菊池は大爆笑。

黒川は「アドレナリンが出る映画」と話し、自分自身は燃え上がるような恋愛の機会はもうないかもとしながら、映画で突っ走る恋を体感できると説明していた。これまであちこちで「人間賛歌のような作品」と言い続けてきた趣里に、原作者で本作の脚本を手がけた根本が「キャッチコピーのように使わせていただいています」と話すと菊池が「本の帯に使えるんじゃない?」と提案。根本と趣里は「後で、打ち合わせしましょう!」と意気投合していた。

愛(ハート)あふれるフォトセッション
愛(ハート)あふれるフォトセッション

最後の挨拶で菊池は「2回目、3回目とフォーカスを変えて観ると、いろいろな人間模様、一人一人に一個ずつ共感ポイントがあるので、そんなところに注目して観てほしいです」と呼びかけ、前田は映画のタイトルにちなみ「仲良くなったキャスト全員で同じ場所を目指し、超越することができました」とニッコリ。続けて「この作品がもっと盛り上がり、再びみんなで集まれるように、その夢をみなさんに託させてください!」と呼びかけイベントを締めくくった。

取材・文/タナカシノブ

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