「この映画にはクリス・パインの“声”が必要」『ドント・ウォーリー・ダーリン』監督がキャスティング秘話を告白!

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「この映画にはクリス・パインの“声”が必要」『ドント・ウォーリー・ダーリン』監督がキャスティング秘話を告白!

『ミッドサマー』(19)のフローレンス・ピューと、『ダンケルク』(17)のハリー・スタイルズが共演するユートピアスリラー『ドント・ウォーリー・ダーリン』(11月11日公開)。このたび本作の最重要キャラクターであるフランク役を演じるクリス・パインのキャスティング秘話を、場面写真と共に独占入手した。

『ドント・ウォーリー・ダーリン』は11月11日(金)公開
『ドント・ウォーリー・ダーリン』は11月11日(金)公開[c]EVERETT/AFLO

『ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー』(19)で長編監督デビューを飾ったオリビア・ワイルド監督がメガホンをとった本作。物語の舞台は、完璧な生活が保証された誰もが憧れる理想の街“ビクトリー”。夫のジャックと平穏な日々を送っていた主人公のアリスはある日、隣人が赤い服の男たちに連れ去られるのを目撃。それ以降、周囲で不気味な出来事が次々と起こり、精神が乱れていくアリス。彼女はやがて、この街に疑問を持ち始めることになる。

本作でフランク役を演じるクリス・パイン
本作でフランク役を演じるクリス・パイン[c]EVERETT/AFLO

「スタートレック」シリーズでブレイクを果たし、「ワンダーウーマン」シリーズでその人気をさらに急騰させたパインが演じるフランクは、アリスやジャックたちが暮らす理想の街ビクトリーを支配する謎の人物。街の住人たちから絶大な支持を集めており、彼のためならなんでもしようと住人に思わせるほどのカリスマ性を兼ね備えたリーダー的存在だ。

【写真を見る】『ドント・ウォーリー・ダーリン』フランク役クリス・パインの場面写真を独占入手!
【写真を見る】『ドント・ウォーリー・ダーリン』フランク役クリス・パインの場面写真を独占入手![c] 2022 Warner Bros. Entertainment Inc. All Rights Reserved

ワイルド監督は「フランク役には他人に有無を言わせず話を聞かせ、言葉を巧みに操り、そして観客を惹きつけておくことができる俳優を望んでいました」と語り、パインをキャスティングした決め手となったのがその“声”であることを明かす。「あの存在感と声がこの映画には必要だと感じ、彼以外には考えられなかった。人をいかようにでも洗脳できる声の持ち主で、カルトリーダー的な存在感がなければならない。クリスはまさに理想のフランクを演じてくれました」と絶賛。


オリビア・ワイルド監督とクリス・パインのメイキング風景
オリビア・ワイルド監督とクリス・パインのメイキング風景[c]EVERETT/AFLO

一方でパイン本人も「1960年代から1970年代の優れた映画を想起させる作品で、すばらしい脚本だった。私にとって難しく、かつ興味深かったことは、共感できないかもしれないキャラクターになりきる方法を見つけなければならないことでした」と、演じるうえでの苦労を吐露。はたしてパインはどのようにフランクという役柄を演じ抜いたのか。声色にも注目しながら、その存在感を劇場で確かめてほしい。

文/久保田 和馬

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